第15話 〜初戦闘〜
今日だけで4話投稿やで
俺たちは、事前にギルド店員から貰った、花竜の生息地が記されている地図を頼りに、そこへ向かった。
ブルームドラゴンは、風の町の隣の草原、俺たちが最初に降り立った、ブルーム草原から少し歩いた所にある森林に生息しているらしい。
Eランクというのもあって、捕獲数は一体で良いとのことだ。
報酬の金額はあまりよくは見ていなかったが、最低賃金くらいは貰えるだろう。
今更だが、捕獲ケージも最初は無料で提供してくれた。ギルド店員の優しさには感謝しかない。
そんなことを考えながら歩いていたら、俺たちはいつの間にかブルームドラゴンの生息地らしき場所についた。俺たちは話す。
「ここで合ってるよな…?」
「うん、間違いないと思う」
「そういえば、ブルームドラゴンの特徴ってどんな感じだっけ」
「えぇと、確か…基本的に単独での行動が多くて、全体的に白色で、体は小さいみたいよ。全長1.5mくらいね」
1.5mが小さいという感覚に頭が混乱しそうだが、俺が知っているアニメのような竜よりは全然小さいだろう。きっと。
そう思った時、後ろから足音が聞こえてきた。
大きい生き物が走ってくるような足音だ。
2人は後ろを確認する。
すると、巨大なドラゴンが走ってきた。
きっとあのドラゴンがブルームドラゴンなのだろう。そう思ったが、
「ねぇハヤト、思っていたよりもデカくない?」
「え?そうか?気のせいだろ」
離れて見ているが、大きさは推定1.5mだ。きっとブルームドラゴンで合っている。
そう思っていたが、またアオイが話す。
「いや、でも色も変じゃない…?全体的に紫色な気が…」
「いや、確かに紫色だけど…白もあるしな。それに単独だ。ブルームドラゴンで合ってるだろう」
「…」
アオイは黙り込んでしまったが、武器を構えている。きっと納得してもらえたのだろう。
「とりあえず、あのドラゴンに攻撃当ててみるわ」
そう言い、俺はドラゴンの方へ突撃した。
アオイさんが「待って!」と俺に言ってきたような気がした。
俺は止まろうと思ったが、もう目の前にドラゴンが迫る所まで来てしまった。
ドラゴンは口を開けてきた。きっと花吹息の準備であろう。
俺は体の前に剣を構えて、攻撃に備える。正直、種が吐かれる程度の攻撃が、構える程のものとは思えないが念の為だ。
というか、なんかこのドラゴン、近づいたらめっちゃデカい気が…
全長3mくらいあるのではないか…?
「ガァァッ!」
そんなことを考えていたら、ドラゴンは攻撃してきた。油断して、俺は瞬きしてしまった。
何かが突然視界に入ったら瞬きするだろ?
それだ。
まぁ、こんな一瞬の瞬きならきっと大丈夫。
───────
目を開けたら、ドラゴンはかなり奥にいた。俺がぶっ飛ばしてやったのか?いや、俺何もしてなかったような気が…
って、なんでアオイさんが俺の視界に映っている?さっきまで後ろにいたはずなのに、動いていたか?
いや、動いていないはずだ、だったら何故俺の前にいる?
俺がぶっ飛ばされた…?この一瞬でこの距離を…?
あれ、痛い…背中が…
俺、ぶっ飛ばされて木にぶつかったのか。
種と花の攻撃で…
痛い…な…
痛すぎる…
異世界って、こんなにモンスターが強かったのか…?
いや、俺が弱すぎるのか…?
アオイさんがこっちを見てるな…とんだ醜態だよ。止めてくれたのに…
それにしても、さっきは何故俺のことを止めたのだろうか。
[痛い]
この言葉が常に出てきてしまう。思いっきり木にぶっ飛ばされた経験なんてなかったからだ。
血が出ているわけではない。すぐに戦線に復帰したいが、体が動かない。
あぁ、そっか…
俺、ビビってるんだ…
日曜日の夜って憂鬱だよね




