第13話 〜女神、戦うらしい〜
今日すっごい暇
なんでだろ
あれ?俺、神様のこと守るって言わなかったっけ。
冒険者ランクカードに登録してるってことは、戦うの?俺よりステータスが高い女神様が?
俺が守られる側になってしまうじゃないか…
俺はアオイの方を見る。
1人で準備運動していた。
めっちゃやる気満々でした。
いや、もしかしたら準備運動しているだけであって、戦うと決まった訳ではないよな。
そう思い、俺はアオイに尋ねる。
「アオイさんは、流石に女神様なので、討伐クエストなんていう物騒なものを受けるなんて…」
「凄い楽しみね!一緒に頑張って倒そう!」
もう完全にやる気だー
これはもう止められないでしょう。それに、俺もさっきまで一緒に戦おうとしていたんだから、まぁいっか。
俺は割り切った。
そんなことをしていると、ギルド店員さんが戻ってきた。
「お待たせしました。お2人にオススメの討伐クエストは、[花竜の討伐]でございます!」
なるほど、ドラゴンか。そうそう、翼が生えてて、口から炎を吐いて、
無理に決まってるだろ。
嘘でしょ…?本当にEランク適正だよな…
いや、でも確かに、ブルームドラゴンって、言わば[花の竜]ってことか。
意外と可愛らしい見た目とかしているのではないだろうか。
「では、これから討伐するブルームドラゴンについての解説をしますね」
話しが長かったので、こちらでまとめると、
花竜の特徴
〇特徴
ドラゴンの中では素早い竜であり、攻撃を当てづらい。その代わり、防御力や攻撃力、魔防力(魔法防御力)がそこまである訳では無い。遠距離から魔攻(魔法攻撃)を打って倒すのがおすすめ。体力もそこまでない。
魔攻力がそれなりにあり、次に紹介する技には気をつける。
〇切り裂き
相手を爪で攻撃する技だ。しかし、攻撃力が低いのはもちろん、この技のみブルームドラゴンの素早さが落ちるので危険な部類の技ではない。
〇花吹息
竜の口から花や種、葉を出して攻撃する技で、広範囲攻撃である。特に、硬い種は物理的に普通に痛いのでダメージが大きい。また、葉で切り傷が数箇所つく可能性もある。
以上が説明である。
俺はこれだけ聞いたら、意外と初戦闘でも倒せるのではないかと思ったが、みんなはどうだろうか。
ギルド店員は話し始める。
「そういえば、お2人は、武器は持っていらっしゃいますか?」
武器。
そいえば、転生特典では結局貰えなかったんだよな。
武器無しでドラゴンと戦うっていうのは、確かに危険すぎる。
しかし、今の俺たちには武器を買えるお金すら持っていない。これはかなり困った。
困った顔をしていたら、ギルド店員が話しかけてきた。
「もしよろしければ、武器のレンタルが可能となっておりますが」
「おっ、本当ですか?」
「隣の部屋にある武器はレンタル可能武器となっております。もちろん料金は取りません。壊されたら払って貰いますが」
「もし壊れた場合は、後払いは可能ですか?」
「はい」
武器のレンタルが可能であった。
これで武器の心配はなくなったわけだ。
とりあえず、これくらいの情報があれば、問題なく捕獲は可能であろう。
「長々と説明ありがとうございました!」
俺とアオイはギルド店員に感謝した。
ギルド店員は笑みを浮かべて言う。
「行ってらっしゃいませ!」
そして俺たちはギルドの外に…出る前に、レンタル武器を取りに行った。
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