1 テンプレ?異世界の神様とご対面
初投稿作品です。暖かい目で見守ってくださると嬉しいです。
ある日、私、斎藤 杏はいつものように通学前音楽をイヤホンで聴きながらに自宅前で近所の猫ちゃんをみて愛でていた。
「家では飼えないって言われたけど、おばあちゃんの猫ちゃん毎日お散歩してくれてありがとー!可愛い〜!」
すると、玄関のほうからお兄ちゃんの声が聞こえた?気がする…
「杏危ない!!!」
振り向くと凄い勢いでトラックが突っ込んできていた
え?無理無理死んじゃう!!!!
パニックでどうしたら良いかわからないけどとりあえず自分がヤバい状況なことは把握できた。
私は諦めてそろそろくるであろう痛みに恐れて目を瞑ることにした
・・・・ん?痛くない??
恐る恐る目をあけると先ほどまでいた自宅前の景色とは違う白い空間
そして目の前には神々しいオーラを放つイケメン・・・
も、もしかしてこれは
「異世界転生来たーーーー!!最近ラノベとかゲームとかどハマりしてたから憧れはあったんだよねーって…異世界転生で合ってますよね?神様???これから行く世界のこと教えてくれる展開ですか???」
「何普通に質問してるんだよ杏!怪我してないみたいだけど、ここがどこかわかってるのか?」
え?なんかお兄ちゃんの声がしたような…
振り向くとお兄ちゃんが不安そうな顔していた。
「お兄ちゃん?!一緒に転生?!2人で転生できるとか、めちゃくちゃラッキーじゃない?チート能力2倍の可能性ありっ!」
ひとりで興奮気味に話す私にすでに放心している兄というなんともカオスな状況ができあがった。
少しすると
「そろそろ、話しても大丈夫かい?」
神々しいイケメンが私たちに話しかけてきた。
「はい!大丈夫です!さっきも聞きましたけど、神様であってますか?」
「え?杏何言って、って何も聞かなきゃわからないもんな…はい、大丈夫です。状況を説明してもらっても大丈夫だすか?俺たちは轢かれて死んだってことですか?」
「じゃあ説明いたします。まず私はこの世界の神で間違いありません。あと君たちは亡くなってはおりません。というか死ぬ前に私の世界にスカウトしたという状態です。だから今から君たちには選択する権利があり、あくまでスカウト…ということです。このまま私の世界に転生するか、それを断って地球に戻るかどちらでも大丈夫。もちろん私は君たちにこちらの世界で世界を発展させる協力をしてもらいたいと思っておりますけど…」
「転生先ってどんなところなんですか??わたし可愛い服とかメイクとか大好きなんですけど、可愛い子とかいっぱいいますか?中世のヨーロッパみたいなドレス着て社交出るみたいな世界憧れるんですよね〜」
「あの…神様、発展って言ってましたけど具体的に何を望んでますか?俺たちは別に身体が強いわけでもないから魔王と戦えとか言われちゃうと無理だと思うんですけど…」
「あ!さすがお兄ちゃん…それは無理よね。私たちは戦闘系向いてない…んーでもそっちに転生特有チート能力を極振りすればーって…神様そちらの世界では魔法はありますか??あと転生特典でチート能力とかいただけますか?」
神様がニヤリと笑った気がした
「実は私は日本に目をつけていたんですよ。発展させたいのは我が世界のファッション事情!素は良い原石のような民が沢山いるのに、なかなか革命が起きない…そう!下調べしたが、杏言った中世ヨーロッパのような世界なのです。」
「中世ヨーロッパのような世界ならいずれ発展して地球のようになるのでは…」
「おそい…そう!!おそいおそーいのです!」
さっきまで落ち着いていた神様の目が心なしかギラギラしている気がする
「地球の神が…私の神としての同期なのですが、毎日毎日自慢してくるのです。今の君の世界は私の世界のだいたい500年から1000年前かなあ、あとそれくらいしたら今の地球くらいだよ!って…でも私は閃いたのです!地球からスカウトした人に我が世界を発展してもらおうと!もちろんチート能力捧げましょう!我が世界には魔法もあります!地球より凄まじい速度で発展できると信じてます!」
神様の熱量がすごい…うん、すごい、さっきまできれいな感じだったのが今は肩で息してるし・・
でも、チート能力もくれるって言ってるし…ちょっとお兄ちゃんと相談してから神様に話をした方が良さそうだなぁ、こういうのは貰えるだけもらった方がいいだろうし。
「神様、いただけるチート能力はいくつですか?制限はありますか?」
「チート能力がなにを欲しいかわかりませんが、特に制限をつけるつもりはありません!ただ、我が世界の民に害をなすものだと判断した場合は能力を自動消去させていただきます。」
む!なんとも破格のサービス精神!問題ないですともー!じゃあお兄ちゃんと相談タイムといきますか!
「神様、お兄ちゃんがまだ飲み込めてないところもあるみたいなので、ちょっと2人で話し合って決めても良いですか?」
「もちろん!ここは時間も進みません。好きなだけ話し合ってください。私はティータイムですので隣の部屋におります。何かありましたらベルでお知らせを」
言い終わると神様は隣の部屋へ行ってしまった。それと私たちの手元にはベルが出現した。
わぁーこういうところで異世界感あるなぁ
って感心してる場合じゃない!
話し合いしなきゃ!!
主人公
斎藤 杏(21歳)
隠れゲーヲタ、美容部員の姉を持つ女子大生
美容に対する基礎知識あり
可愛いものが好き
おしゃれも好き
斎藤 廉 (25歳)
杏の兄で美容師、ファッションセンスもあり
美容師だけど、若干人見知りありの真面目な性格。
日本では美容師に不向きな性格な気もするけどそれをカバーできる技術力で売上良かったらしい…
姉(27歳)未登場
杏と廉の姉で某国内高級化粧品メーカーの美容部員
メイクアップではなく、スキンケアメインブランド
お客様へのタッチアップの練習のためにも
妹を練習台に日々スキンケアをこなしてあげていた。※おかけで主人公の肌はいつもつやつや
コスメに関わる主人公の基礎知識を与えたのはこの姉である