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ダムに映る星屑

作者: 檸檬

聞いてみたいことはあるけれど


聞かなくてもいいかと考え直して


しまったままのガラスの靴を


砕いて夜の空にばら蒔いた


心に刺さる


急なさよならだと


涙はこんなに出るものなんだと


この涙の川の上流にあるダムの

決壊か放流か


次々と流れて落ちる水沫に


無くしていく言葉の姿を重ねて


砕く氷の音に


悔しさを滲ますあの人の言葉を重ねて


熱を冷ます為の氷点下


それでも冷めなかった


痛いほど熱ざえて


ガラスの靴は星屑に変わったから


笑ってごらんとパントマイム


いつか見た夜の空と流れ星


ボタンをかけ違えたような


感情も星のボタンをひとつずつ


あなたの胸に縫い付けて


私を離さないでと言えたなら


街の冷たい風のせいにして


離れたくないと


上手く甘えることが出来たなら























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― 新着の感想 ―
[良い点] 最初の四行に圧倒されました! 発想が素敵です(*´∇`*)
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