3 脩人
本日も宜しくお願いします
短いです
目が覚めた瞬間、シュートが頑張ってリサーチしてくれた内容を忘れへんうちに、とノートに書きとめた。
・つるべ井戸の汲み上げ機構
・照明器具 ルーメンの向上
・コンロ(設置型、卓上型)火力調節機能
・給水器
・着火器
・洗濯機
・魔道具の価格とランニングコストの問題
・魔道具技師の国家登録
取り敢えず、僕の知識が役立ちそうな項目だけメモった。
魔術無効装置、結界発生機、空間拡張収納箱は、ファンタジー好きとしてはものごっつー興味あるけど、科学技術や僕のファンタジー知識でどうにかなるもんでもないから保留やな。シュートが知識蓄えてから、その時々でアイデアだけ小出しにしていく事になりそう。
今日はこれから授業やから、続きはまた帰宅してからやな。
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授業の合間とか休み時間とか全部使って、色々調べたったわ。
まず、井戸の汲み上げ機構としては、手押しポンプを導入するんが一番ええんやろうけど、シュートの今の状況じゃあ素材の入手や加工する技術力からして作るの難しいやろな。
仮に作れたとしても、家族にも使用人にも信頼されてない状況じゃあ、導入するのはもっと難しいやろ。
となると、まず滑車を工夫するかな。こっちの技術でやるとすると、定滑車と動滑車の“組み合わせ滑車”かな。もしくはシュートの世界の技術で魔道具にしてしまうかやな。
滑車の交換位ならシュートでも出来るかな?いや、難しいか?
次、照明器具の明るさを上げる方法て、光源を強くするか、反射板を工夫するかしかないなぁ。
光源を強くすると魔石の消費量がめちゃ上がりそうやから、一先ず却下やな。
反射板は、反射率が素材によって違うみたいで、こっちの世界の素材やと、アルミ鏡面で70%、白色塗装で60%位らしいわ。
で、色々検索したら出てきたわ。「超反射をもたらす酸化物質でコーティングされた特殊素材を多面体に折り曲げた事で反射率95%を実現した省エネ照明器具」やて。
凄いな。シュートの世界でこれに近づける素材ってあるんかなぁ。探さなあかんな。多面体の構造は・・・そない難しくなさそうや。
次、コンロの火力調節かぁ。魔道具はガスを使ってる訳やないから、調節の仕方は独自の方法を考えなあかんかなぁ。
竈に火が入ってるとこ見たいな。炎の色は何色やろ。炎色は温度と関係があるからな。もしかして炎の色が赤色とかやったら、そこんとこ解決すれば、燃費の改善も、魔道具の小型化も一気に解決しそうや。これは照明器具にも同じ事が言えそうやな。
着火器は魔道具なんかな?火打ち石的な物でいい気がする。庶民はそうしてんのかも。
先日見てきた登山用品店にファイヤースターターなるものがあった。マグネシウム製のとフェロセリウム製のがあって、棒状のそれを金属のヘラ(ナイフの背で代用可)で擦って火花を出して可燃性の物に火を移すみたいやわ。
フェロセリウムは鉄とセリウムの合金らしいから、シュートの世界で再現するんは難しいやろな。
マグネシウムやったら鉱物とかで手に入るんかなぁ思て調べたら・・・ドロマイトって鉱石か、もしくは海水から精製するらしくって、電解とか還元とか、かなりケミカルな技術が必要やった。こっちもあかんやん。上手いこといかんもんやな。
次、洗濯機は水系統、風系統の魔術が仕込まれているんやろか?
もしかして火の系統の魔術も仕込んで乾燥機能まで追加すれば、貴族に喜ばれる高級魔道具が出来上がるかも?
ランニングコストについては、シュートが魔道具の知識を増やさんことにはどうにもならんな。
王都にある魔術学院に入るんは貴族でないとダメとかあるんかな?シュートの脳筋親父は魔法使いをバカにしとるみたいやから、絶対に授業料出してくれへんやろうな。庶民でも通えるんやったら、冒険者とか数年やって稼いで自力で入るんも方法かな。
魔道具技師の弟子なんか、伝もなくそう易々とは成れんやろし。
国家登録とかめちゃハードル高いなぁ。どないしよ。
でもまあ、取りあえずは冒険者になるっちゅうんが良え思うな。ファンタジー好きの僕としては、ぜひにお願いしたいとこや。自分で素材を採取して魔道具作って、自分で使ったり売ったりとか、めちゃそそるわ。
シュートは剣が扱えるし魔法もやれるし、自作の魔剣で戦う魔法剣士とか、うーわっ、やっばっ、妄想膨らむわー!
どうせ直ぐには魔道具作り始められへん様やし、ちょっと寄り道もええやん。
明日は魔道具の仕組みとか




