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2 肉食女は浮気したくない  作者: 身バレ困る
4/4

素直な万里

オンライン上に現れた彼のアバターを見るだけでときめく万里


(きたぁぁ♪)

吹っ切れた万里は心のままにときめく事にした。


大丈夫。ネットはバレない※そういうとこだぞ、万里※


でも、バレないためにも今日はもう撤退すべき。。。


そう撤退すべき。。。


そうこうしてる間に、みんなが次のクエストを決めている

隣にいた友人に聞かれた

「マリちゃんも、やる?」

「やる」


いいのだ。心のままにときめく事にしたんだから、問題ない。


今日は見れてラッキーだ。


最近自分の妄想小説のお陰で

ニヤニヤが止まらず、お肌の艶もいい。


いつも幸せで楽しい。


ここまで楽しいと

この関係をなるべく長く続けたい


そういうわけで、万里はきっかり1クエスト、彼を見たらさっさと落ちた。

今日はこの良い映像を持ちながら寝るのだ


本日も万里は幸せである。


~~~~


「ヤるかヤらないか、悶々としない?」

ランチのお店の女の子から、そう聞かれた。


そういえば、結婚する前はそうだったかもしれない。


なんというか、相手の気持ちが気になってしょうがなかった気がする


しかし、万里は旦那の事も大事に思ってるので、

特に夫婦の関係を壊すようなこともしたくない。


それに、実際しちゃったら変に執着してしまう

自分の気持ちがふわふわして、落ち着かなくなる


そんな経験も結婚前の話だが。。。


そうだなぁ

(とりあえず、やってすっきりもまたいいか)


うーん。それでもリスクがでかすぎる。


せっかく妄想で頭の中がいつも楽しいのに

やってしまっては妄想じゃなくなっちゃう。


つまんない。


しばらくはネット仲間に言いたい気持ちを押さえつつ、

ランチのお店でキャイキャイ話して楽しもうと思う万里だった


~~~~


あれから何度かオフ会を重ね

(結局何回か会ってるな。。。)


まずいなぁ。と思いながらも、心のままにときめく事にした万里


ある時、オフ会の帰りについに言われてしまった

「オレの気持ち、弄んでるよね?」

「。。。」

万里は、言おうとしていた言葉がでなくて、

口をパクパクさせてしまった。

(あれ?ちゃんと返事用意してたのに出てこない。。。)

いつかは言われるだろうと思った言葉だ

すでに言葉は用意していたはずなのに、出てこない。

(なんか、言わなくちゃ。こういうときはなるべく素直が。。。)

「。。。だって、広治さんのことが、好きなんだもん」

素直すぎた。

万里は頭が混乱してきて、口がきちんと閉まっているか気になってきた。

(あ、でもあれは言わなくちゃ、えっとえっと)

「でも、浮気はヤダ」

(うん。よし。言えた)

言えたことで、万里は少し気持ちが落ち着いてきた

広治は腕を組みながら下を向いて、しばらく考えているようだ

よく見ると、口元がゆるんでいる気がする。

「なにそれ」

というか、ゆるんでいたようだ。

口を手で覆っている


突然、広治が万里を腕の中に入れて、

万里の顎を上に向かせる

(おぉぉぉ!)

興奮して、頭が爆発しそうな万里



「このまま、キスしたら、どうすんの?」

どうすんの?どうすんのってそりゃあもう

今度は万里から、広治にキスをした。

ちゅーーー


(いい。気持ちいい。)

酸欠になって、頭がぽあぽあする。

広治の腕がぎゅぅっと万里の身体を拘束する

ついでとばかりに、色んな所を服の上から触られる万里。

声もついつい漏れてしまう。


ひとしきり、人前ギリギリの行為を道の端で楽しんだあと、

広治が万里に聞いてきた

「で、どうすんの?」

ニヤニヤ、勝利を確信した笑みを浮かべる広治。

万里は息も絶え絶えで、身体が火照って、完全に欲情している。

万里は口を開き。。。

「いや、帰ろ?」

広治は目を見開いたかと思うと、吹き出し笑いしながら

「分かった。帰ろう」

万里と広治はその日、手を繋いで帰った


また、思いついたら投稿するかも?


とりあえず、完結です

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