物語の最高潮
万里は妄想の中で思う存分やりたいことをした。
席もうっかり隣の席に座る
不必要にボディに触る
もちろん、触ってないときはちょこっと彼の小指に触れる。
買い出しの時は、彼と二人、ちゃっかりと待ち組に収まるし
トイレの時にはついうっかり彼を待つ
気持ちのままに行動し、
ついつい彼の目を見ながら、彼の手に自分の手を絡めつつ
彼を褒めて、感謝を伝える。
彼も彼で、触った小指に小指を絡めてくるし
ちょっとずつ、彼の手が周りから見えない所を触ってくる
(別に見えててもいい)
トイレでしっかり後から来てくれるし
話すときはわたしを腕の間に入れながら喋る
帰りの電車も危ないからとか言って抱き締めてくれる
妄想の万里はそれにくらくらもう堪らん
彼の鎖骨下にキスをして、カプッ
ちゅうちゅう彼の鎖骨を跡が残らないように啜っていると
万里のお腹に熱いのが押し付けられ
妄想万里の耳元に
「なにしてんの?」
彼の熱い息に誘われて鎖骨から口を離して、彼を見る万里。
すかさずお互いチューっっっ
ひとしきりキスを楽しんだ後に
相手の目を見て一言
「。。。好き」
「。。。オレも」
(。。。。いい!)
最高だ。堪らん!
ああ!もう一回そんな楽しいことしたい!
肉食女子と肉食男子がついついやっちゃうシチュエーション
何回焼き回してもいいもんはいい!
万里も妄想の万里もの頭の中は大盛り上がり。
最高潮。
このあとは足の裏を擦り合わせても気持ちいいチュッチュラブラブするだけである。
万里は存分に書き散らした。
書き散らして。。。ふと
(このあとどうしよう?)
どう考えても、ここが最高潮。
やらずに焦らすのは避けたい。。。
万里が読みたいシチュエーションはむしろそこ。
でも、ここで終わるのも
なんだかもったいない。
とりあえず、万里はそこまでであげる事にした。