~そういうとこだぞ、万里~
オフ会で「アリ」な男と会ってから、
万里の頭は常に大反省会だった。
家事をしても
旦那と話しても
子どもと遊んでも
1週間経っても、万里の頭は大反省していた。
しかし、ナニということは無かったのだ。
そう反省することはないのに
何故、万里の頭は反省し続けるのか
その事実が意味するところがより不味かった。
そんな風に常に考えていたので
つい行きつけのランチのお店が空いていて
相談が出来る空気だったので、
給事してくれてる女の子に
うっかり喋ってしまった。
「分かります。私も今の好きな人と最初そんな感じで」
なんと同士だった。良かった。
しかし、お互い喋って再認識したが
他人の恋路の右往左往は大変楽しい。
過去の恋路のやらかしぶりをお互い暴露していると
ふと、過去の「お互い恋に発展しなかった」恋路をきちんと思い出せた
思い出せたら、現金な物で、万里の心はすっかり落ち着いた。
そして、落ち着いて考えて見れば
万里がまだまだイケる女であるという事実に心から嬉しくなってきた。
そして、根がオタクな万里。
降って沸いてきた創作の種に気づいてしまった
(オフ会から始まる恋。。。私が読みたい)
が、才能はない万里なので
自分のことをちょっぴり変えて
創作サイトに投稿することにした。
(えっと、不倫は不味いから、恋人がいる同士に変えて。。。)
万里は気づいてしまった
恋人なら、別れてもいいんじゃね?
そして、思う存分口説かれて、イチャイチャしてもいいんじゃない?
俄然、色んなところが燃えてくる万里。
滾る。
イチャイチャ、メロメロしちゃいたい。
万里は猛然と書き始めた。