変理 僕の愛した女
君は、僕に言ったね
私は、明日への絶望から
逃げることに
飽きてしまったんだ
君の心臓
肌で感じてその鼓動が
止まる前に手を取って
君をあの世から引き戻すんだ
またね、て笑うその君の顔が
僕には、愛想笑いにしか見えなかった
夕日によって照らされる
君のその半分の顔は、
作り笑いの笑顔と
絶望を察する悲しい顔
そんなことを考えて僕は、また眠りにつく
僕は、夢の中でも君を見ていた
毎回君は、泣いてるから
僕は、必死に笑うんだ
なんでだろうね
君の涙を見ると
泣きたいはずなのに
笑い声出ているだけでも
目を開けると涙が頬を伝ってる
君は、ある夜突然消えたね
僕は、君の命を掴み損ねたのかな?
僕は、その時何したのか
なんで、どうして、
僕は、君に何をしてあげれたかな?
君は、この世界で何を見てたのかな?
僕にはわからないよ
君は、怒ってるかもしれないけど
やっぱり笑うしかないのかな