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天の祈珠と魔術師イヴァン

 一日の始まりを告げる太陽地平線から顔を出してからおよそ3時間後だろうか、宿の入口前で俺たちは円陣を組んでお尋ね者の人物を探し出す最終ミーティングを行っていた。

 先ほどの食堂で打ち合わせた内容の確認であり内容はこうだ。


 メイラとエリーゼの2人ペアでボーダンドの街中を歩き回る通行人に呼び止めイヴァンを探し出し、メルデと俺の2人はボーダンドの街に構える店に聞き込み調査を行いイヴァンを探し出す。

 レーネに関しては自警団の集会場に赴いて指名手配で賞金を懸けられた盗賊の情報収集をしつつ他の賞金稼ぎから聞き込み捜査を行うといった形で捜索を行うことになった。

 何故レーネをわざわざ自警団に向かわせたのかと聞いてみると、ここの自警団の役員の数名がレーネをえらく気に入っておりまだ公に出されていない賞金首依頼を斡旋して受注できるという。

 レーネ以外の誰かが集会場へ行っても斡旋した依頼などもらえた試しがないという。

 どの世界へと行ってもロリコンはいるのだな・・・・・・。


 各々の立ち回りの確認が終わり魔術師イヴァン探しが始まった。


 俺とメルデは街の西側と東側と手分けして聞き込みを行うことにして動くことにした。

 まず俺は雑貨を売り出している店の店主に聞き込んでみたが店主は「そんな人は知らないな」と言った。

 礼を済ませ次の店へと聞き込みを続けた。

 1店ずつ店に入り店主に聞き込みを行うが立て続けで魔術師イヴァンという人物を知る人はいなかった。

 なかなかイヴァンについての情報を聞き出せずお昼過ぎになったところだろうか、朝の打ち合わせで昼になったら一度全員集合し途中経過の報告会を行うために指定したレストランへ向かうことにした。


 全員がようやく集まり昼食をとりながら午前中での成果を報告し始めた。


「さて皆さん、これまでの状況はどうでしょう?」


 エリーゼが一人一人に対して聞き込みの成果を聞いてみているが


「私と姫様で街中の人達に聞いては見ましたが魔術師イヴァンという人物は聞いたことも会ったこともないと言われましたね」


 メイラに続いて俺とメルデとレーネの報告も同じ報告内容であった。


「しかしおかしなもんだな、ボーダンドの街はそこまでデカい街でもねぇから誰か一人ぐらいは知っててもいいと思ったんだがな、魔術師っていうことも踏まえて魔道具を売っている店辺りを聞いては見たが誰も知らねぇってさ」


 うーむまだ街の半分程とはいかないが聞き込みを行っているがイヴァンを見つけ出せない。

 メルデは魔術師ということで魔術にかかわりが深い店を重点的に聞き込んでくれているようだが収穫はなし、だが女神の手紙の内容が嘘なのかもしれないがメイラは嘘をつくことをしない美しい女神様だと言うのでとりあえず信じることにしたがこの世界の人はなぜあの胡散臭い女神を信じるのだろうかと俺は思っていた。

 まぁ疑っていても状況が変わるわけでもないので引き続きイヴァン探しを続けることになった。


 昼食後に聞き込みを再開するも結局イヴァンの情報は聞き出せることができなく夕暮れ時に差し掛かっていた。

 この街の店全てに聞き込みを行ったが誰一人その人物を知る者はおらず、今日は諦めて宿へ戻ろうとした時に俺の目に教会の建物が目に入った。

 街の教会はこの街に2つあり、ひとつは街の中央にある教会でこの世界にはあの胡散臭い女神とは別にアルテと呼ばれる神を奉るアルテ教の教会がある。

 もう一つは建物の老朽化と神父が不在ということで閉められることとなった教会。

 既にアルテ教会の方は聞き込みが終わってもちろん神父からはイヴァンなど知らないと言われていた。


 廃墟と化し誰もいることのない教会に夕焼けの光が射しその光景は不気味な雰囲気が漂っている。

 誰もいないと分かっているのだが俺は何故かその教会に何かあるような気がしてならない、誰もいない教会から何かが呼んでいるような気がしてならなかった。

 閉じられている鉄柵の門には鍵が掛っていて開けられそうもないので俺は一度辺りを見回し誰もいないことを確認すると助走をつけ3メートルはあろう高さを容易く飛び越えて教会の中へと忍び込もうとしたところに・・・・・・


「ちょっとハル何をやってるんですか!」


 その声に俺はビクリと体を震わせ固まりながら、その声の方向に目を向けると門の向こう側にはメイラとエリーゼの2人が立って見ていた。


「あーっとこれはちょっとこの中に何かあるような気がしてちょっと」

「ちょっとって・・・・・・この教会は廃墟と言えど鍵がされている以上は不法侵入になりますよ?」


 メイラが頭に手をやり呆れた顔をしていると隣で一緒にいたエリーゼがメイラに私もこの教会に入ることはできないかと尋ねた。


「姫様まで何を言ってるんですか!ですから勝手に中に入るのはマズイですって!」

「メイラは何か感じない?この教会から若干だけどもなにか気配があるのを・・・・・・そうなにか呼んでいるかのような気がするの。ハルもこの気配に気づいたのでしょう?」

「エリーゼもやっぱり感じているのかこの気配、昼間にもこの教会からの気配は感じてたんだけども廃墟だから誰もいないと思って素通りしてたんだけどもやっぱり気になってさ」


 どうやらエリーゼにもこの不思議な気配に気づいているようだったがメイラは「私にはそのような気配は感じ取れない」といっている。

 なぜメイラは感じられないのか分からない。

 逆に俺とエリーゼがこの引き寄せられる気配を感じ取られることができるのかもわからない。

 エリーゼがどうしてもこの中に入って確かめて見たいと駄々をこね始め、メイラは何度か説得をして諦めて貰おうと頑張っていたが・・・・・・ついに折れたのか辺りを見回し細心の注意を払いながらエリーゼを背中に背負い、鉄柵の門を駆け上るといとも簡単に飛び越えて見せた。

 軽々とやってのけたメイラの身体能力は相当なものだと俺は関心していたが当の本人は顔色を悪くし「私は悪くないんです私は悪くないんです」とブツブツと念仏を唱えるかのように自身に言い聞かせていた。


 門を飛び越え廃墟の教会に忍び込んだ俺とメイラとエリーゼの3人は建物の奥から感じられる気配を目指して中へ入り込んでいった。

 建物の中はすっかりボロボロで天井を見るとクモの巣が至る所に張り巡らされ、歩くたびに今にも抜け落ちそうな床はギシギシと不気味な音を立てている。

 銅像はおろか教会のシンボルである十字架すら何も残っていない状況で正しく(もぬけ)の殻となった教会だ。

 教会の奥へと足を進ませボロボロになった扉をこじ開けると教会の最奥だろうか?部屋奥には未だに原型を留めているステンドグラスが天井近くに飾られ、そのステンドグラスから射し込む夕暮れの日差しが不思議と神秘的に感じられる。

 間違いないだろう、この部屋から先ほどから感じている不思議な気配が強く感じてくる。

 俺はステンドグラスの位置から下に向けるとその場所に本来ならこんな廃墟にいるはずもいない人がいた。

 しかもその姿は神父の格好した人が確かにそこにいた。


「なっなんであんなところに神父がいるんだ・・・・・・」


 だがメイラは首を傾げてこういった。


「神父がいるってどこにいるのですか?私には神父など見えないのですけども」

「いや・・・・・・あの場所に神父がいるじゃないか。しかもあんなにもハッキリと!」

「あの場所って言われても私には教会の壁しか見えないのですけど」


 メイラにはこちらに背を向けて佇んでいる神父の姿が全く見えないというのだ。

 どういう事だ?


 あんなにもハッキリと神父の姿が見えるというのに・・・・・・


 神父の姿が見えないメイラに対しエリーゼはこんなことを言いだした。


「ハル、貴方は神父の姿がハッキリと見えるのですか?」

「・・・・・・ああ、そうだけども」

「実は私にもあの場所に誰かがいるのが見えるのですが・・・・・・残念なことにハルのようにハッキリと見えるわけでなくその場所だけが何か霧のようなものが邪魔をしていてあまり見えないのです」

「霧のようなもの?」


 エリーゼにはどうやらその神父が一応見えているらしいが何かが邪魔をしてハッキリと姿を捉えられないらしい。

 その時だった。


「ホッホッホ。もしかしてもしかするとそこにいる少年よ。ワシの姿が見えるというのかな?」


 背を向けていた神父が突如こちらのいる方向に体を向け顔を見せた。

 問いかけてきた老人の声の正体は正しくその神父であった。


「ああ勿論聞こえる。そして姿もハッキリ見える」

「なるほど・・・・・・少年よ、このワシの姿がハッキリ見えるということは女神様から祝福を受けているのじゃな」


 老人の神父はゆっくり歩きだし始め俺の目の前まで歩み寄ってきた。


「ふむ、確かに少年の中に宿された力・・・・・・間違いない、正しく女神様から与えられた”天の祈珠”じゃな」


「・・・・・・天の祈珠」


 姿がハッキリと見えないエリーゼも老人の神父の声は聞こえているらしい。

 メイラは声も聞こえないらしく俺とエリーゼの驚く姿を見え困惑している。

 エリーゼを見た神父は手に顎を当て何か納得したように頷き話し出す。


「そこの獣人族(ウェアクエス)の少女はどうやら聖人(サンクチュア)のようじゃな。ワシの声が聞こえておるのじゃろう?だがワシの姿はハッキリと見えておらんのじゃろう」


「私が聖人(サンクチュア)なのがお分かりなのですか?」


「ホッホッホ。このワシの声を聴くことができる者はこの世界に女神様から与えられた天の祈珠を持つ者と聖人の力を宿す者だけじゃからな」


「あっ貴方様は一体・・・・・・」


 老人の神父はニヤリと笑いこう答える。


「ワシはこの世界に実際に存在したことのある人間であり、今は女神様に使える神父とでも言っておこうかのぅ」


 そう言うと神父の体が徐々に宙に浮かび始めたと同時に廃墟の教会であった場所が形を変え別の空間に変わっていく。

 いつの間に暗闇が広がり上を見上げれば惑星や星など宇宙の中を彷徨っているのうな空間に姿を変えてしまった。


「さて少年よ、もしかすると魔術師イヴァンという者を探しているのじゃろう?」


 空間が別世界に変わり呆気にとられていた俺は神父の尋ねられた言葉で我に返り「ああ」と一言口に漏らし頷くことしかできなかった。


「よろしい!少年が探しているイヴァン!!正しくこのワシが魔術師のイヴァンである。そして今から少年の体に宿す天の祈珠を精霊及び魔力の血脈へと導く回廊を造り出す!!」


 神父、いや魔術師イヴァンは俺に向けて手を差出し光の玉を俺の胸に打ち込んだ。


 その瞬間、俺の胸元から魔方陣が浮き上がったと同時に強烈な胸の痛みが襲った。

 呼吸もできない程に苦しい痛みは一瞬で引き、今度は胸の奥底から強大な力が湧き上がってくる感覚が体全体に染み渡るように広がっていくのが感じられる。


 一体何が起きたのかわからない。


 俺の体の中で一体何が起きているのか分からない。


 ただわかるのは今まで感じたことのない活力が胸の底奥から湧いてくることだけだ。


「ふむ、接続完了じゃ・・・・・・」


 イヴァンがそう言い終えると宇宙のような空間はガラスが割れるかのように崩れ去り先ほどいた廃墟の教会の姿に戻っていた。


「魔術師イヴァン・・・・・・俺の体に一体何をしたんだ」


 一瞬の出来事に俺もそうだがエリーゼもただ立ち尽くすしかできなかった。


「心配することはない少年よ。女神様より与えられたその天の祈珠を少年の体に備わる精霊エネルギーと魔力の器に直接接続しただけじゃ」


「接続・・・・・・?」


「左様、天の祈珠のみ体内に宿しておっても力は引きだせんのじゃ」


「ちなみにその天の祈珠ってのは一体どのようなもん・・・・・・ですか?」


「天の祈珠は全ての源に通ずる無限の泉、即ち底を突くことなく半永久的にエネルギー生み出す秘宝じゃ」


 その言葉に耳を疑ってしまった。

 あの胡散臭い女神から送られた贈り物はこの驚異的な身体能力ではなくそれ以上のぶっ飛んだ物が俺の体に眠っていたのだ。

 イヴァンによって今まさにこの力が解放され無限の力を手にしたのだ。

 これをゲームで例えるならまさにチート能力を与えられたと言ってもいいんじゃないだろうか。

 これさえあればエリーゼたちの国を滅ぼしたあのローグバブリアにも対抗が・・・・・・


「さて少年よ、天の祈珠の力を手にして強くなったかと思ったかのぅ」


 魔術師イヴァンはなぜか不気味に笑いその言葉を投げかけてきた。


 強くなったかと思った?

 無限に底を突くことのない力を手に入れたというのに強くないとでも言うのか。


「その不思議そうする顔を見ると理解していなさそうじゃのぅ。例え天の祈珠の力を引き出せるようになったと言えど今まで()()()()使()ったことのない()()()が世界を掌握できると思うなよ少年」


 突然強大な力を手にしてぬか喜びしていた俺の姿を当然の如く見透かして嘲笑わいされたのだ。

 その言葉の意味を一瞬して理解した。

 天の祈珠というものは魔法を連発しようが放った魔力の分を補ってくれるチートアイテムだ。

 だが俺はこの世界に来て魔法おろか闘気さえ生み出したことがない。

 つまり、魔法も闘気も扱えて初めて恩恵を得ることができるということか。


「ホッホッホ。その顔を見ると天の祈珠が今の時点で何の意味もないことが分かったじゃろう。恐ろしいのはそれだけではないぞ少年よ」


「恐ろしいこと?」


「この天の祈珠は少年の他に遥か昔に授けられた人間が一人おった。底を突くことのない力に酔いしれそのものはこの世界の頂点を我が物にしようと企んだのじゃが所詮は人の身じゃ、天の祈珠の力を知る者にとっては恐ろしく危険極まりないと思うじゃろう。そして彼らは彼の邪な野望を邪魔する為、天の祈珠を持つ者を罠に陥れ身動きできぬよう縛り上げ次に強制的に魔力を吸い上げ続けたのじゃ。魔力は魔導具や起動装置の燃料として利用できるのを逆手に取り命が消えるまで絞り取られ続け惨い一生を終えた者がいた」


 そして魔術師イヴァンはとどめを刺すかのように冷酷な笑みでこう俺に言い放ったのだ。


「さーていつその力欲しさに敵に回る連中が現れるか楽しみで仕方ないのぅ少年」


 もはやその笑みは悪魔のような囁きにすら聞こえた。

 強大な力を手にしたことによって同時にこの力を欲する奴らの敵にもなってしまったのだ。

 あれ・・・・・・手が急に震えだしてる?

 あぁきっとこの力の怖さを今知ったから、そして俺はいつ殺されてもおかしくない恐ろしい力を体の中に宿してしまったこの事実に恐怖しているんだ。

 眩暈が起きて倒れてしまいそうなこの重圧に潰されそうになったその時だった。

 突然頭を抱き寄せられ目の前が暗くなったかと思えば柔らかな感触が顔に襲われた。

 そして鼻に女の子の甘い香りが広がってくるが何が起きたのか一瞬分からなかったがすぐに状況を理解することになった。

 エリーゼが俺の顔を胸に離さない強く抱きしめていたのだ。

 そしてエリーゼは魔術師イヴァンを睨み付け・・・・・・


「私は彼を裏切ることも離すこともしません。そして私にとって彼は立った今希望の光になってくれました。だから私は死力を尽くして彼を守ります」


 イヴァンの姿をハッキリと見えないエリーゼだが声は聞こえている。

 今の会話は勿論彼女にも聞こえていたのだ。

 天の祈珠の力とその危険、その重圧に押しつぶされそうになっていた俺を守るように抱きしめたのだ。


「ホッホッホ。美しき獣人族(ウェアクエス)聖人(サンクチュア)よ、ワシを悪者のような目で見る者ではないぞ。ワシはただ天の祈珠の力を導いただけじゃよ。その力を使うも使わぬも少年の意思次第じゃ」


 そう言ってイヴァンは床に大きな魔方陣を展開し始めた


「さて少年・・・・・・秋篠春馬よ。ワシの役目も終わりそろそろ失礼させてもらおうかのぅ。最後にワシからのプレゼントとして一言贈ってやろう」


 展開した魔方陣の中へゆっくりと沈み消えていくイヴァン。

 そして彼が消えるその瞬間、こう言って笑みを見せて消えて行った。


「女神の使いとしてこの残酷な世界に立ち向かう勇敢な少年に大いなる祝福あらんことを」


 しばらくして廃墟と化した教会は再び静寂が訪れ、既に日が暮れて辺りはすでに暗闇に包まれていた。

 魔術師イヴァンが消えてから少し時間が立つ。

 俺はまだエリーゼの柔らかな胸の谷間に挟まれ抱きかかえられっぱなしの状態だ。

 確かにこの状況はいつまでも続いて悪い気はしないのだがそろそろ離して貰おうかと一言いおうとした時だった。


「ハル・・・・・・私は聖歌を受け継ぐ歌の巫女としてあなたを守ります。どうか心配しないで」


 優しさと力強い誓いが籠ったエリーゼのその言葉を聞いてゆっくりと目を閉じ俺は


「ありがとうエリーゼ・・・・・・」


 エリーゼに感謝の言葉を返した。



 ・・・・・・


「ちょっちょっと!!突然抱き着いたかと思ったら何いい雰囲気になってるんですか!!今一体何が起きてるんですかぁぁぁ!!」


 ああそうか・・・・・・メイラにはこの始終が見えないんだった。


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