AI面白くない短編集
ドラマや波乱が一切起きず、読んだ後に「で……何だったんだ?」と虚無感だけが残る「面白くない小説」のバリエーションを3つお届けします。
① 異世界転生モノ:『トラックに跳ねられそうになったが、普通に避けられた』
深夜のコンビニの帰り道。
角を曲がった瞬間、目の前に猛スピードのトラックが突っ込んできた。
「危ないっ!」
私は間一髪で歩道へと跳びのいた。
トラックは猛烈なブレーキ音を立てて私の数メートル先で止まり、運転手が窓から顔を出した。
「おいねえちゃん! 急に飛び出すなよ、危ねえだろ!」
「すみません! 私も注意が足りませんでした!」
運転手とお互いに深く謝罪し合い、事故にはならなかった。
一汗かいた私は、コンビニで買った温かい肉まんを食べながら家に帰った。
家についてシャワーを浴び、ベッドに入ると、そのまま朝までぐっすり眠った。
翌朝もいつも通り7時に起き、会社へ行って提出期限ギリギリだった書類を無事に提出した。
異世界へ行くことも、チート能力を手に入れることもなかったが、平和な一日が一番だと私は思う。
(おわり)
② デスゲームモノ:『主催者がとても丁寧だった』
目が覚めると、私は見知らぬコンクリート造りの部屋にいた。
首には怪しげな鉄の首輪が装着されている。
「気がついたかね、参加者諸君」
部屋のスピーカーから不気味な声が流れた。
「君たちにはこれから、命をかけたデスゲームを行ってもらう。……と言いたいところなのだが、実は今回、事前の安全確認に不備があり、首輪の毒針が誤作動する危険性があることが発覚した」
ざわつく参加者たち。スピーカーの声は申し訳なさそうに続けた。
「非常に申し訳ないのだが、本日のゲームは中止とさせていただく。首輪のロックを解除するので、入り口に用意したタクシーチケットを使って帰宅してほしい。参加辞退の手当として、一人当たり5万円を現金でお渡しする」
カチャリと音がして、首輪が外れた。
私たちは用意された高級なお弁当と5万円を受け取り、丁寧にお辞儀をする主催者のスタッフに見送られながらタクシーで帰宅した。
臨時の手当が入ったので、週末は欲しかった靴を買う予定だ。
(おわり)
③ 恋愛・青春モノ:『すれ違いがLINEの一文で解決した』
夕暮れの屋上。
ずっと好きだった幼馴染の陸が、私を呼び出した。
「葵……俺、お前に言わなきゃいけないことがある」
陸の表情は暗い。
あぁ、きっと私じゃなくて、転校生の美咲ちゃんのことが好きなんだ。
私との幼馴染の関係も、今日で終わりなんだ——。
私の目から涙がこぼれ落ちそうになった、その時。
「あ、ごめん、LINE送ったからそれ見て」
スマホを取り出すと、陸からメッセージが届いていた。
『好きです。付き合ってください』
「……え?」
「言葉で言うの照れくさいからLINEにした。あと、美咲ちゃんから頼まれてた課題の手伝い、やっと終わったよ」
「なんだ、美咲ちゃんのこと好きになったのかと思って焦っちゃった」
「まさか。俺が好きなのは葵だけだよ」
「私も陸が好き!」
私たちはその場ですぐに付き合うことになり、手を繋いで下校した。途中、新発売のポテトチップスを買って半分こして食べた。
(おわり)
【面白くしないための黄金法則】
障害(葛藤)の即時無効化: トラブルが起きた瞬間に、安全かつ平和に解決させる。
主人公の危機感ゼロ: 緊張感が生まれる暇を与えない。
ラストの「小腹を満たす描写」: 肉まん、弁当、ポテトチップスなど、微妙に生活感のある食事で締める。
普段は自力で書いてるので、そっちも読んでもらえると嬉しいです




