表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/32

プロローグ

はじめまして、当作をご覧いただきありがとうございます。

この小説は、“中年召喚士”が現代日本発のダンジョン世界で葛藤し、仲間と出会い、成長と絆を得ていく物語です。

迷宮の謎、仲間との関係、そして少し不器用な人生の再挑戦――そんな要素が好きな方に楽しんでいただければ幸いです。

二十一世紀の幕開けと共に、人類は想像を超える災厄に見舞われた。

突如として大地に口を開いた「ダンジョン」から、異形の怪物が姿を現したのだ。

当初は子供ほどの背丈の緑の怪物――後に「ゴブリン」と呼ばれる存在だけが確認されていた。

しかしそれは序章にすぎず、やがて陸に、海に、空にまで魔物があふれ出し世界は暗黒時代へと沈んでいった。


混乱の最中、地球に満ちる「魔素」の濃度は静かに高まり、一部の人類に異能を芽生えさせた。

彼らは常人を超えた力を手にしながらも、恐れと差別の対象となり、収監され、監視されやがて反乱を起こす。

血と炎に塗れた戦乱の果て、異能者たちは徹底的に管理され、ダンジョン探索という名の最前線に送り込まれる存在となった。


異能者は大きく2つに分けられる。

生まれながらに魔素と共鳴し、幼少のうちに覚醒する者――ファーストコード。

成長してから後天的に覚醒し、波のように押し寄せる魔素に呑まれた者――セカンドウェイブ。

公式にはそう呼ばれるが、一般の人々は彼らを畏怖と嫌悪を込めてこう呼んだ。

「コード持ち」「ウェイブ落ち」と。


やがて、怪物を討った際に残される魔石が新たなエネルギー資源として利用され始め、人類はようやく再建の道を歩み出す。

ダンジョンを中心に築かれた街――ダンジョン街。

探索者を統括する組織――探索者ギルド。

ダンジョンはもはや、恐怖と同時に人類の生活を支える基盤となった。


ダンジョン発生から六十余年。

人類は二世代を超えてなお、異能者を使い潰しながら、かろうじて文明を維持している。

そしてこの世界で、ひとりの探索者の物語が始まろうとしていた。

当作は章ごとにまとめて執筆し、その後毎日夜8時に順次投稿しています。

章の投稿が一通り終わった後は、次章の執筆準備に入るため2週間ほど更新をお休みすることがあります。


その間も、ぜひ物語やキャラクターについてのご感想などお待ちしています。

新章が始まった際には、また毎日更新でお届けしますので今後ともよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ