417.こちらに
ミオケンボによる、超上空からの狙撃。
真理は全知全能を駆使し、敵の素性を丸裸にする。
その瞳に、膨大なバイナリデータが滝のように流れていた。
『敵は、この星の大気圏外に巨大な砲台を展開しています。そこから、地上へ向けて極太の熱光線を照射する構えです』
「熱光線……」
『推定出力は計測不能。地上にあるあらゆる物質を瞬時に融解し、蒸発させる、対惑星破壊兵器クラスの代物です』
やば。
トンデモナイものを、用意してんじゃん。
SF映画かよ。
「てゆーか、そんなもんどうやって作ったん……?」
『いえ、建造したわけではありません。あれは、かつて封印されていた超古代兵器を発掘し、再起動させたものです。その名は――護神像』
護神像……ねえ。
神を守る像って書いてるのに、神を殺そうとしてるんですが、それについては何もないんですかね。
皮肉な名前だ。
「ミオケンボは、星の外から、護神像を使って我らを溶かそうって魂胆なのね」
『ええ。ですが問題ありません』
真理がモニター越しに、絶対の信頼を込めた視線を俺に向けてくる。
『こちらには、マスターがついてますので』
まあ、それと真理もついてるしね。
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※1/22(木)
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