416.マジのやつ
ミオケンボが、どうやらマジの攻撃を仕掛けてくるようだ。
「真理たん」
『はい。全知全能で検索します』
真理がずいぶんと真剣に、スキルを行使している。
その瞳を高速で動かし、膨大なデータを処理しているのだ。敵の本気度がうかがえる。
うちの真理たんは、相手が弱かったり、事態がそこまで急じゃあない場合は、ちょける。
逆に、マジ・デ・キエリュウ……もとい、マジで緊急事態の時は、真面目になるのだ。
その真面目度合いで、敵のヤバさを測れる。
真理の真骨頂はまさにそこである。
『敵はこの青き星の大気圏外に、兵器を配置しているようです』
「青き星……?」
『我らが住んでいる星の名称です』
あー、地球的な。
こっちって青き星っていうんだ。
まあ、精神的な余裕はこの段階でまあまあある。
『ママン☆』
と、海理。
モニターの隅で、彼女が不安そうに眉を寄せている。
『どうしてそんなに落ち着いてるの☆』
「あー……海理はつい最近仲間になったから、知らないのね」
『なにを?』
「うちの真理さんが、ピンチの時に、どれだけ頼りになるか」
私が不敵に笑うと、別のウィンドウがポップアップした。
『んほぉお~……♡ 真理おねえたま……♡ かっうぃいいいい……♡』
モニターの向こうで、天理が頬を朱に染め、恍惚の笑みを浮かべて身をくねらせていた。
画面が指紋か何かで汚れているように見えるのは、気のせいだろうか。
好きだもんね、お姉ちゃん(真理)のかっこいい活躍。
【おしらせ】
※1/19(月)
新作、投稿しました!
ぜひ応援していただけますとうれしいです!
URLを貼っておきます!
よろしくお願いいたします!
『「君を愛することはない」と言われたので、【漢字】付与で便利アイテムを作って快適に引きこもります。 ~不眠症の冷徹公爵様が「爆睡」枕に餌付けされ、いつの間にか私のベッドに住み着きました~』
https://ncode.syosetu.com/n0038lr/
広告下↓のリンクから飛べます。




