410.
ゲータ・ニィガ新国王主催のパーティ。
いろいろ手回ししたおかげで、パーティはつつがなく進んでいる。
会場には優雅な弦楽器の生演奏が流れ、グラスが触れ合う軽やかな音が響く。
招かれた貴族たちは、みんな、トマト君の用意した料理を絶賛してる。
香ばしい肉の脂の匂いと、スパイスの芳醇な香りが鼻をくすぐる。一口食べるたびに、彼らは目を丸くし、陶酔したように吐息を漏らしていた。
パンナちゃん、およびリネッタは、来賓たちと談笑している。
パンナちゃんは小さな胸を張り、ニコニコと花が咲いたような笑顔で手を振っていた。可愛い王様だこと。
何事もなくすすんでいる。いやぁ、いいですね。
じーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ。
で。
「真理たんや」
『なんですか、二週間ぶりの更新で、一瞬ミカとスミコの区別がつかなかったんですか?』
「だれスミコって……?」
『おっと、これは読者にとってはつい昨日の出来事だが、マスターたちにとっては多分……明日の、出来事だ』
なにシャダイだよ。
まー、たまに真理は意味不明なこと言うし。これにも意味がないんだろう。
それに、ふざけてるってことは、緊急事態がまだ起きてないって証拠。
『マスター、ワタクシを便利な危機探知器か何かだと思ってません……?』
「ははっ(千葉ネズミ風暗黒微笑)」
『で、なんですか?』
「いやなんか、視線を感じるんだけど……もしかして敵?」
肌がピリピリするほどの視線を感じる。まるで、無数の針で刺されているような感覚だ。
すると真理が、やれやれとわざとらしい溜め息をつく。
『わかってないなぁ、マスターは。マスターにみんな見とれてるんでしょう?』
はぁ? 私に見とれる?
私はきょとんとして、自分の顔をペタペタと触る。
『マスターは黙ってれば、神々しいし、黙っていれば、美人だし、黙っていれば女神に見えなくもない』
「あんたも黙ってれば全知全能だよ」
『えへー♡』
真理のどこか得意げで、締まりのない声が脳内に響く。
ほめてねえ。
【おしらせ】
※12/24
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