表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

400/411

400.進化する子ふぇんりる



 お化粧をしたら、髪の毛を引っ張るだけで後光が差すようになってしまった。


 無駄な機能が搭載されたな……。


「それにしても、ミカ。驚いたわよ」


「セイラちゃん」


 エンデにおける真のシゴデキ女、宰相のセイラちゃんが、感心したように頷く。


「みっかさまぁああああああああああああああああああああああ!」


「うぉ! なんだぁ……!?」


 突然、誰かが私にのしかかってきた。

 見やると……そこには、おめかしをした……。


「フェルマァじゃん!」


「はいっ! あなた様のフェルマァです! ああ、お久しぶりですわ!」


 べろべろべろ、と獣人姿のフェルマァが私の顔を舐めまくる。

 最近姿が見えなかったけど、まあ、子ども達と一緒に、ゲータ・ニィガ内で溢れる魔物達を狩ってくれていたんだよね。


「ごめんね、面倒ごとを任せちゃって」


「良いのですっ。ミカ様のためなら、わたくしなんでもいたしますわっ! この身はミカ様のものですのでっ」


 あ、危ない発言だ……。


「馬子にも衣装とはこのことねぇ」


 と、セイラちゃん。私のドレス姿が珍しいようだ。


「ミカ様は何を着てもお美しいですが、今日は特別に綺麗ですわ!」


「あ、ありがとう……。あとベロベロやめて……。化粧が落ちちゃう……」


 トマト君が慌てて、私のお化粧直しを始めた。

 フェルマァは、その場にお座りをする。


「って、ふぇる太たちは?」


「うぉん! いるぜー!」


「あたしもいるわ!」


「…………」


 ……???????


 なんか、見知らぬイケメンと、美少女が二人がいた。

 赤髪のイケメン少年、青髪の元気美少女、紫髪のクール美少女。


 ……この組み合わせに、なんか……見覚えがあった。


 え?


「ま、まさか……ふぇる太?」


「うぉん! そうだぜ!」


「え、ええーーーー!? なんで、いつの間に人化を覚えたの!?」


「魔物狩りまくってたら、なんかできるようになったぜ!」


 な、なるほど……。

 魔物を倒してレベルアップし、人化までできるようになったのか……。


【お知らせ】

※11/15 

好評につき、先日の短編の、連載版、投稿しました!


『【連載版】追放聖女はキャンピングカーで気ままに異世界を旅する』


https://ncode.syosetu.com/n1017lj


広告下↓のリンクから飛べます。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ