391.大丈夫?
んで、パーティ準備は着々と進んでいき、いよいよ当日を迎えた。
主賓はもちろん、この国の現国王である、パンナちゃん。
一応新国王のお披露目会的な意味合いも込めているんだそうだ。
出席者はこの国の貴族たち。
魔族ミオケンボの息の掛かってるやつらも当然、参加することが決定してる。
が、そいつらが何か悪さしても、問題が起きないように、ちゃんと対策を打ってある。
「だいじょうぶかなー、問題おきないかなー」
当日の朝、私は王城のテラスで、茶をしばいていた。
『全知全能を使った未来予知、いっとく~?』
真理がそんなことを提案する。全知全能は、疑問に対して答えを出すスキルだ。
未来予知的な使い方も、無論、できる。できるんだけど……。
「やらん」
『なんでさ……!』
「未来は確定してないからねー」
最近解ったんだけど、全知全能で調べられる未来予測は、あくまで、その検索した時点で示される未来の可能性の一つにすぎない。
たとえば天気、たとえば時間、そういった小さな条件が変わると、当然未来は変わっていくらしい。(風が吹けば桶屋が儲かる的な、本当にちょっとのことで変わることもあるんだと)
全知全能で疑似未来を予測はできても、それはあくまで予測の範疇。変わることももちろんある。
し、未来がわかってしまう、ということが、未来を変えてしまうこともあるんだと。
「全知全能つかえねー」
『名誉毀損だ……! 人権……いや、AI権しんがいだー! ひどいひどいひーどーいー!』
真理がギャンギャンとうるさくわめいている。うるさい……。
まあ、何があっても、真理が居ればなんとかなるだろうし。それにセイラちゃんとか、有能な部下達も会場にいるし。
「ま、大丈夫っしょ」




