乳子
昔ある所に乳の異常にデカい女の子がおった。
女は乳子と呼ばれておった。
齢5歳で現在の単位でバスト130センチもあったので村の連中は「ありゃあもののけの類だ」と気味悪がっていた。
「大きくなったら俺の嫁っ子になってくれ」
少年の名はマラ太郎。乳子の幼なじみである。
乳子も太郎にだけは心を開いていた。
二人は大人になり結婚した。
大人になる頃には乳子のバストは23kmまで成長していたが二人は幸せだった。
子供が出来ても乳子の成長は止まらず日本の三分の一は乳子の乳になった。
「ゴホン。ゴホン」
「でぇじょぶか?乳子」
乳子は体を壊した。乳に乳子本体が食われようとしていた。
このままでは乳子は死んでしまうと太郎は悲しんだ。
「おっかあ。死なねぇでけろ」
娘も泣いている。
「……ああ。死ぬ前にお前さんに乳首を攻めて貰いたかった」
「ううむ」
二人が男女の関係になる頃には乳子の乳首は国を跨いでいたので太郎は乳子の乳首を攻めた事はない。
「ようし任せろ。お前の乳首を攻めてやる」
太郎は乳子の乳首を攻める旅にでかけたのじゃった。
・
何百kmという距離を太郎は走った。
乳子の命が尽きるまで残り時間は僅か。
走って走って走った。
北の国の城下町で鬼に悩まされる人達に出会った。
困っている人を見捨てられない太郎は鬼を退治しに鬼がいる山まで走った。
(……おや?)
山を登っているうちに少しずつ道がピンク色になっていく。
「なんだ!山かと思ったらこりゃ乳子の乳か!ならこのてっぺんが乳首じゃな!?」
山のてっぺんには鬼がいた。
太郎は全員蹴り倒した。
これまでの旅でとんでもない脚力を手に入れていたのだ。
「俺たちを倒しても母乳がある限り鬼は死なぬぞ……」
山の頂上付近は母乳でヌルヌルだった。
乳子の母乳には鬼を不死身にする力があるらしい。
なんとか母乳を止めねばと色々と試すが母乳は止まらない。
「……どうすれば。おや?」
見慣れたサイズの穴が空いている。
「……一か八か」
マラ太郎はフンドシを脱いでそこに『ぶち込んだ』。
カチッという音がした。
母乳は止まり、鬼たちは断末魔を上げて灰になって消えた。
太郎が山を降りると殿様が『乳無の小づち』をくれた。
「それを一振りすればどんな巨乳もAAカップになる」
太郎は小づちを持って我が家まで走った。
「嫌よ!」
「何故じゃ?」
乳子は小づちを使うのを嫌がった。
「乳が無くなったらあんたは私を捨てるでしょ?」
「馬鹿野郎。俺は確かに馬鹿でっかい乳が好きだ。でも乳以上におめぇが好きだ。子供の時からそうだ。好きになった女の乳がたまたまデッカかっただけだ」
「……あんた」
乳太郎が小づちを振るとみるみる内に乳は小さくなり乳子はAAカップになった。
「あんた。本当にまだ私の事が好きかい?」
「ああ大好きだ。こうして手を開いて伸ばせばおめぇの乳に触れられる。それにこれで今日から思う存分乳首を責められる!」
「あんたったら!」
家族3人で大笑いした。
おなごを好きになるのに乳の大きさなど関係ないと言うお話。
それと今ググったが北海道に『乳呑』という場所があるそうじゃ。
そこに乳子の乳首があったからそう名付けられたと嘯いておこう。
めでたし。めでたし。
好きになった子のおっぱいが一番好きなおっぱいや『ケンドーコバヤシ氏』