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過去の鍵  作者: ブルーガソウ
一章
6/14

4月8日 ~勝負は一瞬で決まった~

 また、今までの話をほんの少し修正しました。本当に修正はこれで最後にします。



 現在、二次創作をメインで書いている為、暫く更新は遅いです。

 4月8日(水)


 今日はまだオリエンテーション期間の為、授業は始まっていない。現在、行っているのは委員会決めである。

「まずは委員長から決めます。立候補者が居れば手を上げてちょうだい」

 緑川先生が教室に居る生徒全員にそう告げる。こういうのは、最初は誰も手を 上げないもの……と思ったら、一人だけ手を挙げた人が居た。それは僕から見て、点対象の席の女性。

「えっと、あなたは…見波(みなみ)さんね。それじゃあ、これから先はあなたにお願いするから、前に出て来て」

 先生は座席表を見て、名前を確認すると、ホームルームの振興を引き継ぐよう言った。

「はい」

 前に出てこちら側を向いた事により、彼女の容姿が確認できた。腰まで伸ばした黒髪。目はパッチリしている訳でもなければ細いわけでもない。これといった特徴はどこにも無いが、全てがそうであるが故にバランスがとれていて、整った顔をしている。

「では、男子の委員長も決めたいと思います。立候補する人は居ませんか?」

 見波さんが男子全員に問いかけるが、誰もそれに答えない。僕も委員長はおろか、他の委員会にも入る気は無かった。

「…先生、どうしましょう?」

「じゃんけんで良いんじゃない?」

「分かりました。それでは、男子は後ろに集まってじゃんけんして下さい」



「よろしくね、岡村君」

 前に出てきた僕を、見波さんはそう言って向えた。

「…よろしく」

 じゃんけん勝負は一瞬で決まった。一発目、僕が出したのはグーで、他全員はパーだったのだ。まさかの結末である。

「それじゃあ、他の委員を決めようか」

 俺は見波さんの言葉に同意し、共にホームルームを進めていった。

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