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過去の鍵  作者: 碧河 蒼空
一章
12/14

4月8日 ~故に、私達の関係の見解に相違が生じている~

 Episode 舞


 クレープ片手に私が見るのは、見波さんと楽しそうに話す恭ちゃん。 彼の表情はとても自然で……。

 ……私達の時とは全然、違う。

 それは、見波さんの性格もあるのだろう。とても明るくて、すっと自然にその人の和に入る。

 でも、理由はそれだけじゃない。彼が私達との間に壁を作っている気がしてならないのだ。

 恭ちゃんと私達は八年前、彼がこの街を出るまではいつも一緒にいた幼馴染み。でも、恭ちゃんはその時の事を覚えていない。故に、私達の関係の見解に相違が生じている。

 そう考えてみれば当然かもしれない。見波さんはちゃんと恭ちゃんの和の外側から中に入ったのに対し、私達は和の中にいきなり発生したようなものだ。

 だったら、どうすれば良い?恭ちゃんとの思い出を無かったことにすれば良いの?

 そう考えた時、私の胸がチクリと痛んだ。

 明日の21時頃、次の話を投稿します。

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