作者名をコロコロ変えたり、作品によって使い分けない方がいい
ものすごく余計なお世話なんですけどね。
ここのところヒマが続いているので、書かせてもらいます。
なろうである作品を読んでいた時のこと。
「この人賢いなあ……! 他のも読んでみたい」
と思って作者名をクリックすると……
できない。
……どうやら、作品によって作者名を使い分けておられるようで、ランキングに載っている話から、その作者の他の話に跳ぶことができなかった。
一気に興味を失う。
ーーべつに、「多くの人に読んでもらいたい!」とその人が思っていないのなら、それはそれで構わないのだ。
でも、若さからくる興味本位でコロコロ名前を変えたり、変なカッコつけで作品やジャンルによって名前を使い分けている人には、知っておいてほしいと思ったのだ。
僕も未熟で無名なため、作品タイトルはときどき修正するし……繰り返すが、すごく余計なお世話である。
ーーしかし、貴方の他の作品を読むことに興味を失ったのは、僕にとってはそれが理由である。
以下、ご理解されている方が多いと思うのだが、若さゆえにいろいろ手を出してしまって落ち着きがなく、それでも結果が伴わなかった方のために、中年話を披露したい。
……それは、地域の清掃で僕が回覧板を回した時のこと。
新型コロナの影響で、公園に人を密集させないために代表者で話し合って、他の地域から集まる方々と、時間をずらすことになったのだ。
”8時の清掃開始時間が、ウチの地区は8時30分になりましたよ!”
修正の文書を、回覧で出した。
それで生じる混乱を、僕は完全に甘く見ていたのである。
「ちょっと、久賀さん!(前にも書いたが、僕の本名は山本である)清掃時間が変わったって、ほんとなの!?」
「ワタナベさんは8時だって言ってたよ!」
「何言ってるの、あんた。(自治)会長さんが8時半って言ってるんだから、そうに決まってるじゃないの!」
日課のウォーキングの途中で何度も呼び止められ、もう阿鼻叫喚ーーとまではいかなくても、混乱の嵐である。
あげくの果てには、コロナを心配して下さった方が、自前の草刈り機を持ち出して、その清掃日の前に、たった一人で公園清掃を終わらせてしまった。
(これは本当にありがたかった。今でも感謝している)
つまり、人の第一認識(第一印象とはまた違うと思うので)とは、それほどまでに強固なものなのである。……高齢の方が、多く地区に住まわれていることも理由の一つだが。
作者名をコロコロ変えたり、使い分けたりしていれば、読む方はめんどくさくなって、やめてしまうことがあると思うのだ。
これも既筆なのだが、冨樫義博氏の漫画『ハンター×ハンター』の中で、「本のタイトルが落ち着かないのは気持ち悪い」というようなセリフもあったし、特に理由や信条があってやっているのでなければ、そういうのは、めちゃくちゃ有名になって自分の名前に飽きてからやると良いのでは、と僕は個人的に思っている。
いろいろ余計なことを書かせてもらったが、暇だったので、申し訳ない。
でも僕は、命に関わるような事態だったり、誰かを傷つけるようなことにならない限りは、ペンネームはもう変えないと思う。
やっぱり、多くの人に憶えてもらって、話を読んでもらいたいですからね。