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転生魔導少女は最強になる  作者: 桜月 TAKUMI
4/14

4 : 私の記憶の一部

いきなりアリスちゃんの過去編です!

「なに、これ」


 私は見た。性別も判別出来ないほどに惨殺されている死体

そしてそれを行ったと思われる大剣を持った女の人。


 私は恐怖に染まった。怖かったすごく怖かった。私もあのようにされるのだろうか。

そんなことを考えて手が震え足も震えやがて全身が震えて私はその場に座り込んだ。

 私は叫んだ

「あ・・・あぁぁぁあ!!」


『マスター!落ち着いてください!このままでは魔力が暴走してしまいます!』


 クロノスがなにか言っていたが私にはもう声は届かなかった。

 その瞬間ガラスの砕けるような音が鳴り私は意識を失ってしまった


-------------------------------------------------------


 スピーカーから放課後の鐘が鳴り響く


 「はぁもう放課後か~」

 私はため息を付きながら言った


 「アリスちゃんため息したら幸せにげちゃうよ?」

 とクラスメイトのモモカちゃんが心配そうに言ってきた


 「え~だってもう学校が終わっちゃうんだよ~?」


 なんと明日からは夏休みなのだ!小学4年生である私達にとって4回めの夏休みである!


 「また明日会えるじゃない」

 横からミサキちゃんが歩いてきてそう言った


 「そうだね!明日は3人で海だもんね!」

 そう、明日は3人で海!すごく楽しみ!

 

 「そうだよ~明日は海に行くんだからいっぱい楽しまないとね~!」

 

 「そうね!明日は楽しみましょう!!」

 モモカちゃんとミサキちゃんも嬉しそうにそう言いそれからも私達はたわいもない雑談を続け下校のチャイムがなった


 「あ!もうこんな時間だ!早く帰らないと怒られちゃうよ」

 もうこんな時間になっているとは思わなかった。時間を忘れるほどにこの3人で話すのは楽しい!一緒にいるだけでも楽しいのだから時間がすぎるのは早い。

 この教室には私達以外もう誰もいなかった


 「ほんとだ~早く帰らなきゃ」

 

 「そうね、早く帰らないと行けないわ」 


 「うん!じゃあまた明日ね!」

 と私が言った瞬間それは起きた。

 突然、ちょうど教室の真ん中辺りに黒い霧が出現しその中から人?が出てきた。でもそれは不完全なようで靄がかかっているような実体が無いような感じがしていた

 するとその人?は私達の方へ近づいて来た。


 「何あれ!!いや来ないで!」

 私達はそう言って後ろに下がったがもう行き止まりだった。

 そして私達は為す術もなくモモカちゃんの中へとその人のようなものは入っていきモモカちゃんは急に倒れてしまった。


 「モモカちゃん!!」

 私とミサキちゃんはモモカちゃんを呼んでみたが反応がない。

 

 「モモカちゃん!目を覚まして!モモカちゃん!」

 私は呼び続けた。いや叫び続けた。するとモモカちゃんは目を開いて急に立ち上がった。


 「モモカちゃん!大丈夫!?」


 するとモモカちゃんは誰のことかと言うような顔をして喋り始めた


 『モモカちゃん?あぁ私のことか。私はモモカちゃんなどという者では無い。私は天使、いいや今は堕天使と言ったほうがいいか』


 「堕天使・・・?」


 モモカちゃんじゃない!?

 

 『そうだ。私は堕天使だ。この肉体は私と相性が一番良いようだから乗っ取らせてもらった』


 乗っ取ったなんてひどい!堕天使だかなんだかわからないけど親友は戻してもらわないと!


 「「モモカちゃんを戻して!!」」

 私達は叫んだ


 『それは出来ない相談だな。私にはすべての世界を消し去るという目的があるのでな』


 「世界を消し去るなんて・・・そんなのダメ!!私達が止める!そしてモモカちゃんも戻す!」 


 『少女二人に何ができるというのだ?すべてを救えるとでも思っているのか?』

 私達には何も出来ないのかもしれない。


 「「それでも!私は・・・私達は!救って見せる!!」」

 私達は涙目になりながらそう言うと堕天使は笑いながら消えていった

 このとき私達は固く決意したのであった【世界を救い親友を取り戻す】と





 「ア・・ス、アリス!しっかりしなさい!!今は考え事をしている場合じゃないでしょ!」


 そんな声が聞こえ、声のした方を見ると赤い髪で瞳も綺麗な赤色をしていて刀を構えているミサキちゃんがいた。


 「アリス、今は目の前の敵に集中しなさい!」

 

 そう言われ私は目の前に顔を向けるとそこにはモモカちゃん・・・堕天使がいた

 

 私達は戦わなければならない。私達の日常を取り戻すため、この魔導書・・・とともに


 

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