1 : 転生
この作品は1作目なので至らぬ点があると思いますがよろしくおねがいします!
澄み渡るような青い空、そして地平線まで続き、太陽の日の光でキラキラ輝く青い海。
そんな景色がどこまでも続く。
そこにぽつんと一人の少女は立っていた。
「え?」
そんな一言を一人の少女はつぶやいた。
何故そこにいるのかも、何故海の上に立っていられるのかもその少女はわからない。
だが海に立っていることは自然と不思議に感じなかった
「なんで...」
「うっ」
突然一人の少女は頭を抱えてうずくまった。
このような状況に何故なったのか思い出そうとすると頭痛がしてうまく頭が回らない
そんなとき突然空が黒く染まり、海が荒れ、ガラスのように砕け散った。
少女は海の上に立つことが出来ずに暗い世界の底へ自由落下し、少女は叫んだ
「いやあああぁぁ!!...」
この誰もいない世界に一人の少女の声は響き、やがて消えていった...
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「ここは...」
目が覚めると目の前には神様がいた
天使のようにも見える
そして周りには白い空間が広がっている
「やっと目が覚めたのね!まさか世界の溝に人が落ちるとは思ってもいなかったの。本当にごめんなさい...。」
「世界の溝?」
「そう、世界の溝。つまり世界システムのエラーによって起こった不具合が世界の溝という世界。私のミスでそこにあなたが落ちてしまったの...。そしてあなたは死んでしまった...。本当にごめんなさい!!」
神様?はそう言って頭を下げていた。正直、自分が何者かもわからないから実感がわかなかった。
「私は死んじゃったんだ...。私はこれからどうなるの?なんで自分の事が思い出せないの?」
と、問いかけると神様?は申し訳なさそうな表情でこう言った
「あなたは世界の溝に落ちたことで記憶が損傷しているの。記憶のことは私にはどうにも出来ないわ。それ
と、あなたには元の世界に生き返らせることができないの...。元の世界に生き返らせるとその世界が崩壊しかねない重大なエラーを起こしてしまうから。だから別の世界であなたが自由に暮らせるように私から力を授けるわ。その力は魔導書を読めるようになる物。きっとあなたのちからになってくれるはずよ。記憶もその世界で戻せることを願っているわ!」
(元の世界には戻れない...。しかも記憶もないし、天国とかも嫌だし力をもらって生き返られるなら生き返りたい!)
そう決断して少女は強く言った
「分かった!私、別の世界に生き返りたい!!」