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インド放浪記  作者: 山田健一郎
1/4

デリー到着

ほぼノンフィクションです。90パーセント以上が実体験です。

まー時効だろうし海外での出来事、治外法権なので

少しだけあっぷ。

評価 ブックマークが増えれば続編書きますよ。

インド編 ネパール編ですね 反応があまりなければ 消しますね。


 ああ、ようやく着いたか。いつのまにか眠ってしまったようだ。

とてもいやな夢をみた気がする

内容がよく思い出せない。なにか怪物みたいな生き物に襲われてたような曖昧な記憶が

ぼんやりと浮かんでくるだけだ。

俺は不機嫌に空港ロビーを歩いていた。 なぜか不安と焦燥感が雑じったようないやな感じだ。

(さあ、まずは両替してリムジンバスのチケットだな)

俺はカウンターでバスのチケットを手にいれ、

それを片手でヒラヒラさせながら空港を出ようとした。

と、その時10代後半とおぼしきインド人の少年が駆け寄り、チケットをひったくっていった。

少年は軽く走りながら俺に「カモン!! カムヒヤ!!」と叫んでいる。

俺は(もうバスの出る時間なのかな?)とのんきに少年の後を追いかけた。

しかし俺は、ふと誰かの視線を感じ立ち止まった。

視線の先を見ると空港警備員が俺のことをじっと見ている。


だが視線があった途端、警備員はすぐに目をそらした。

俺は違和感を感じたが、特に気にもとめず少年のあとを 追いかけていた。

少年はなぜかバスを通り過ぎ、白い乗用車 の前で立ち止まり手招いている。

「カムヒヤ!! ノープロブレム!!」

(ハハ~ン 白タクだな。まーいいか。)

俺は その車の後部座席のドアを開け,車に乗り込んだ。

(何だ?何でコイツは 俺の隣に座ってるんだ?)

俺 は 走りだした車の中で少年を じっと見ていた。

少年は美しい顔立ちをしていた。しかしその眼には妖しい光が宿っていた。

少年は 俺の眼の中をのぞき込むようにして話し掛けてきた。

「どこに行きたい?」

「あ・・・ああ メインバザールまで行ってくれ」

「日本人かい?」

「そうだ日本人だ」

「どこから? トーキョー? オーサカー?」

「東京から来た」

「インドは 何回目だい?」

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