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UFO? 異世界? 何それ? 美味しいの?  作者: 豊臣 鎌足
第一章 王都で冒険者を
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困った時の駆け込み寺 冒険者ギルドへようこそ! 追撃編!

こんばんは。

かねてより活動報告で報告していました次回で一章終了の予定でしたが、予定を変更してもう少し続きます。とりあえず隣国の国境辺りに到達したところ辺りで切ろうと思っています。


申し訳ありませんが今暫くお付き合いください。

薄暗い石畳の通路を進む三人。

一条とディー、案内人のハンターである。


らんちき騒ぎのギルドを後にして目下王都を脱出中である。

とりあえず、このあと国境を目指すことになったのだがディーの話では、諸国連合とギルドの取り決めの抜け穴を利用するためらしい。


つまり・・・・・


本来的には冒険者ギルドは各国がそれぞれの市井の腕の立つ民間人を騎士団に登用させる過程で設立された組織らしい。


例えば騎士団はその任務内容によっては貴族だけしか行えないものの、市井の警備等は別に国民出身の騎士が行っても問題点はない。

むしろその手の内要の任務が山積みなので国民出身の騎士が大量に必要なのである。



が、国がそんなことすれば予算と人が無尽蔵に膨れ上がり直ぐに破産してしまう。



東洋のとある島国や、かつては世界の警察官を自負していた大国のように。


そこで国は貧困層の社会福祉と治安維持、騎士団には入れないが、落とすには惜しい人材の確保を目的として冒険者ギルドを設立する。

最初のうちは普段は採取や、魔物討伐に皆がまちまちに行っていたが、直ぐに行き詰まる。


そりゃそうだ。簡単な採取は子供が直ぐに小遣い稼ぎのため近場の狩場は取り尽くしてしまうし、狩猟は経験と仲間が居なくては直ぐに負傷か、死亡のフラグが立つ。


そこでギルドは騎士団の出先機関的な性質から直ぐに独立。


新米ハンターの確保と教育。

狩場の管理をして魔物の分布調査や、薬草採取の制限等を通じて新米ハンターの死亡率を低下させ、貧困の子供の小遣い稼ぎをしやすくした。


そうして規模を順調に大きくして、遂には国からも独立。



これは各地のギルドが魔物の分布調査の結果、どの国にも騎士団では手に負えない魔物が住んでいて、そうした魔物の討伐には国を越えた手練れのハンターを集める必要があるのでどうしても国からの独立は必要なことである。


国の管理下で運営していると、どうしてもそのようなリスクの高い依頼にわざわざ手練れの高ランクのハンターパーティー等送り込むギルドはいなくなる。


万一パーティーに欠員や、全滅されると派遣ギルドの面子と戦力が極端に低下するからだ。



そんなこんなで、各国は自国でギルド所属のハンターに動員を掛けることが出来るのは、発行国とギルドライセンス発行国、出身国が同一の者に限るとギルドと各国は協定を結んだ。


実際には、通常発行分のカードにギルドライセンスを追加する場合、渡航費や追加の登録料等の問題点により発行国内でライセンス付与を行うのが普通である。


ただし、ギルドがライセンス付与の際に経験や、能力により著しく素質があるとギルドマスターが認めた場合は冒険者ギルドで渡航費から登録料、場合により生活費迄面倒を見て他国のギルドにライセンス付与を依頼する場合がある。



まさに今回はこのケースを利用してライセンスを追加することになっている。



そうして暫く歩くと王都最外縁の石垣に来ている。


「はぁい!」

ディーは可愛く手を振って声を掛けると、我先に二人の騎士が出てくる。



「こんにちはー!ディードリットさん!今日はどうしたのですか?」

騎士は普段めったに来ないディードリットに愛想よく聞く。



「今日は新人研修の一貫で近場の狩場に採取の研修と見ての通り新人は成人なので、狩りと夜営の研修もついでに・・・・ね!」



「分かりました。しかし、ディードリットさんが面倒見なくてはいけない新人ですか?」

騎士はディードリットと新人の組合せの研修が不満そうだ。


まぁ、ディードリット程の美少女なら、ギルドだけに留まらず騎士団にもファンがいても不思議はないかもしれない。



「だって今王都は訳のわからない騒動で大混乱だし・・・新人研修の人手が足りないのよ┐(´д`)┌」

ディーは王女とのやり取りをまだ根に持っているらしく、知らん顔で答える。



「そうそう!今何があったのですか?王宮から門の閉鎖指示が来てますし、正門では逃げ惑う人で一杯のようですよ」

困惑する騎士に、臨時通用門使用許可と新人研修指示書を見せて

だからこっちに来たという。



「確かに変にあっちから出ると余計なトラブルを招きかねませんよね!

書類は良さそうですので、とりあえず通行は良いけど、充分に気をつけてくださいね!



とりあえず、臨時通用門から王都の脱出に成功する。


暫く会話するふりをして、足早に城壁から見えなくなる位置迄移動する。



このあとどう移動するのかディーは聞くが、一条もさっぱりだったが案内人のハンターが虚空から一条の軽ワンボックスを取り出す。


驚くディーらを車に乗せると、まず一条は荷物室を開けて置いていた荷物があるか点検を始める。

そうして点検した荷物を収納魔法で一切合財虚空に収納する。

点検したついでに山岳ザックから万一の非常食を少し分けて収納する。



「何?その小箱は」

首を傾げて聞くディーに、山岳遭難時に使う予備食品と答える。



更に首を傾げているディーに、今朝方のスライム騒動を話し朝食を食いっぱぐれて、いままさに昼食も食いっぱぐれそうになっていることを話す。

とにかく、今は逃げなきゃいけない時に運転手をするので片手で食べられる食品が必要だと訴える。




案内人が考えてあるというのでとりあえず車を出す。



スムーズな発進と振動が馬車より遥かに少ないクッションの効いた座席に驚くディーと案内人。


発進後、案内人がサンドイッチと水を差し出したので非常食を開けずにサンドイッチを頬張る。


流石に昨夜から物を口にしていないので久しぶりの食事はとても旨い。

そうして、飛ばしに飛ばして深夜。日没前に車を収納して街道をそれて二時間程歩いたところに車を出して周囲の枝葉で偽装を施し夜営する。


今回は煮炊きすると発見されやすくなるので、非常食で済ましてしまう。



人心地ついたところで盛んに案内人とディーが、一条の世界のことを、修学旅行の女子中学生のように聞くので仕方なく世界迷作アニメ劇場から母を探して三千万キロ探したプランダースの狼を話したら案内人とディーから涙声で狩りが出来なくなるから止めろと怒られた。



そのまま寝ようかという流れになったその時、がさがさとワンボックスのサイドドアの偽装が剥がされる。



騎士団に見つかったと思ってつい、サイドドアを開けてしまう。



制止しようとして間に合わなかったので仕方なく戦闘体勢を取ったディーらが見たものは・・・









口にフェンリルの仔犬をくわえた、涙を流しているケルベロスだった・・・・・・(´д`|||)

読了ありがとうございました。


如何でしょうか?


数多ある似た作品と同じようでまったく違う作品になるようにするのに苦労しています。


美術の絵画では初心者が描く場合は、最初のうちは有名絵画等を模写するのが第一歩とされていますがここに限らず、公開作品はオリジナリティの勝負ですから如何に有名作品郡の様式美と、オリジナリティの両立が難しいですね。

過渡に有名作品の様式美を取り入れると盗作になってしまいますし、かといって多くの作品で楽しんでいます作品の様式を取り入れないと、何が面白いのかさっぱりわからない作品になってしまう気がします(´д`|||)



私の作品・・・楽しんで頂けるように!->神頼み それじゃダメぢゃん

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