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UFO? 異世界? 何それ? 美味しいの?  作者: 豊臣 鎌足
第二章 男爵領開拓編 ダッシュ開拓領地
20/24

ダッシュ! 開拓物語 国王崩御、王家の思惑

皆様一週以内の更新とお約束したのに、一月近くお待たせして申し訳ありません。m(。≧Д≦。)m


私用と朝早く夜遅くのお仕事、介護に山のボランティアと意外な程忙しく、まとまって執筆、構想を練る時間が持てませんでした。


特に今回のゴールデンウィークは、遭難事故が多発して、原因分析や、登山道の安全点検に追われぜんぜん休んだ気がしませんでした。

十日も休んだのに。m(。≧Д≦。)m

しかも点検は中途半端で半分しか終わっていないし……(# ゜Д゜)


ということで、またもやとりあえず書けた所まで更新です。

本当はもう少し違う視点も書き込みたかったのですが。m(。≧Д≦。)m


とりあえずお楽しみ戴ければと思っています。

「忙しそうなところを呼び出してすまないな、公爵、イチジョウ殿」


国王は謁見の間で臣下の礼をする公爵とイチジョウにそう声を掛けて面を上げさせ楽に話そうと雰囲気を和らげる。


「陛下におかれましてはご機嫌麗しく、謁見の栄、光栄の至りです」

公爵の返礼に続き


「私が此方に来てからの一連の大騒動、先ずはお詫び申し上げます。一連の騒動でお騒がせした王女様におかれても変わらぬご様子で、先ずは私、イチジョウも安心いたしました」

とイチジョウも返す。


「此度は、イチジョウ殿に国王としてではなく、父親としてお礼がしたくて呼び出したのだ。

前回も、此度の襲撃にしてもいち早く駆けつけて救い出してくれたこと、まことに大儀であった。

まだ詳しく聞いておらぬが、今回の襲撃した者共は諸国を叉にかけた大盗賊だという。

前回の報奨と合わせて男爵位を授けようと思う。

快く受けてくれるな?」

国王は上機嫌でイチジョウに申し渡すが、



「残念ですが私、イチジョウは今回の報奨は受け取れません。

何故なら陛下、あなたに私掠団を組織化した事と、臣民に対して強盗、強姦、殺人等の行為を命じて積極的に証拠隠滅を図った疑いがございます。

私といたしましても、私の生まれた世界の貴族の矜恃と義務において犯罪行為の片棒は担げないので辞退します。

証拠につきましては此方に」


イチジョウは軍事偵察用のデジタルポラロイドカメラの写真を示して説明する。


「此方にあるのは先程撮影しました、私が貴族の領地として治める予定地の航空写真を印画したものです。

見ての通り空から写したので初めて目にする方はめちゃめちゃ見にくいですが、赤く印の付いている処は最近空き家、若しくは耕作放棄された土地を示しています。


で、此方に印をした西側の集落と比べれば放棄された土地ということが一目瞭然ですね。

しかもこの狩場を挟んだ東側は、王家の御用狩場の直轄として地図に記されており、この様な集落は存在しないとされていますね。


とどめは、我々が遭遇戦闘をした相手が騎士団の身元判別の結果は、広域手配の盗賊団長とその手下。そして耕作放棄したと思われる土地の持ち主で、金融トラブルの行方不明者共と来ればおかしく思えませんか?


警戒厳重な筈の閉鎖的な土地を盗賊団が長期間目立つ活動をせずに留まり、かつ、あまつでさえ集落を後ろ暗い人達で形成する等。


何かしら申し開き出来ますか?」

イチジョウはそう一気に捲し立てて国王を追い詰める。


勿論、イチジョウとて、この様な証拠で素直に認めるとは思っていない。

相手は国王だ。自分の不利に成れば問答無用で口封じに走り、後のことはどうとでもなるだろう。


「はてさて、これが本当ならば現地警備員は重大な規律違反で厳罰をしなければならぬな。

大体我々が盗賊団を使った事案があるとでも?ここ数年活動しないのであればその様な依頼はしていない証拠だとは思うが」


「陛下がそうおっしゃいますのであればそれでも良いでしょう。

実際、私が生まれた故郷の世界では私掠団などはごく一部の貧困国を除けば絶滅した制度ですが、私の生まれた国の隣の自称世界2位の経済大国の国は、未だに堂々と非公然私掠団を陸、海問わず公然と組織化して隣国の領地や経済海域を荒らし回り、国家を挙げて略奪をしている国もあります。


まぁその経済規模のせいで今はやりたい放題していますけど、既に世界2位の鼻つまみ国家として認知されています。

当然周辺国家との摩擦が激しく、国内でもあちこちで不満分子のいきおいが激しく国家指導部は絶えず権力闘争と私腹を肥やすことに夢中だとか。


陛下がそういう国の未来像を目指すのであれば特に私から言うことはありません。


近日中に出国するつもりです」


イチジョウは陛下にそう言い放ち席を立とうとする。

陛下はイチジョウを睨み付け、少しの間考え込むと



「誰か!近衛!王国に対して争乱を画策している者がいる!」


国王の叫び声を聞いた近衛兵がイチジョウと公爵を取り巻き一斉に剣を抜き放つ。


その瞬間、イチジョウと公爵を中心に破壊の嵐が国王と宰相等の国王の取り巻きの重臣と近衛を飲み込む。

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