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幼馴染のオレ達が付き合う日の話

幼馴染のオレ達が付き合う日の話 続

作者:

『幼馴染のオレ達が付き合う日の話』の続編のような形になります。これ単体でも話としては読めますが、前のやつを読んだ方が楽しめるかな、とは思います。


 予想だにしなかったタイミングで告白してしまい、まさかの成功してしまったオレは、ずっと好きだった幼馴染の透子とお付き合いをすることになった。


「あ、たかし


「ん、なに?」


「付き合ってるって周りに言ってもいい?」


「あぁ、いいよ。オレも友達に一応言っとく」


「おっけー。じゃ、また放課後」


「うい。また」


 朝一緒に登校し、そのまま別れる。オレ達はクラスが違うから。


 ……つか、オレ変じゃなかった?ちょいといつも通りとは違うかった気が……。っても変わんないか。元々一緒にいることは多かったし、ただその関係性が幼馴染から恋人に変わっただけで……うわぁ、恋人かぁ。やべ、ニヤける。


「おっすー孝」


「お、おう、凪。おはよう」


「…………」


「……なんだよ」


「顔赤いけど、大丈夫か?」


「はっ?」


「熱でも出たかー?」


 凪はニヤニヤしながらオレの額に触る。


「や、熱じゃねーって!」


「おお?」


 オレは自分の席に座る。いつ言おうか。どのタイミングで言うべきだ?いや、まぁいいや。テキトーで。


「あのさ」


「はいはい」


 振り向くと居たのは透子だった。な、


「なぜにいる?」


「え、なぜ?数Ⅲの教科書借りたくて」


「あぁそう……そうか」


 オレは机の中に手を突っ込み探す。


「てか、珍しくね?透子が忘れ物なんて。忘れ物だけはしないじゃん、いつも」


「あーこういう日もあるんだよ」


「それもそうか」


「……今日、そっちは数Ⅲある?」


「えーっと……ある。3時間目」


 黒板横に掲示された時間割を見て言う。透子の方を向くと、少し笑っていた。なんで?


「じゃ、こっち1時間目だから終わったらすぐ返しにくるね」


「わかった。じゃ……」


「うん」


 透子はすぐオレに背を向けて歩き出す。まだSHまで時間あるのに、もう帰るんだ。


「はぁ……」


 やべ、乙女みてぇ。





 今日はいつにも増して真面目に授業を受けてる気がする。今朝付き合うことになったばっかりに、うかうか寝てられないというか、寝れるはずがないというか。


「孝ー」


 透子は教室を覗きながらオレを呼んだ。


「どーも」


「ありがとね。じゃあ」


「透子」


「ん?なに?」


「いや……」


 あっさり去っていかれるのが無性に寂しくて思わず引き留めてしまった。


 どうしようか。続ける言葉が出てこない。


「な、なんでもない。じゃーな」


「え、うん」


 ……明らかに挙動不審だったよな?


 世のカップル達はどうやって接してるんだ?わかんねぇ。


 てか、絶対オレの方が好きだよな。アイツ、いつも通りだし。


 ◇◇◇



 3時間目。数Ⅲだ。なんというか、面倒くさいというか、難しいというか、謎が多いというか、なんでこんなのやってんだって気分になる内容だ。


 ねむい。ねむい。


 あんだけ朝は目が冴えまくっていたというのに……。


 まぁ、これは先生が悪い。周りほぼ全員、首落ちてるし。


 それでもどうにか抗うように教科書をパラパラ捲る。どのページだ?


 開きグセがあったのか、あるページで止まった。いや、違う。なんか、紙が挟まってる。こんなの、挟んだっけ。


『放課後デートしよ』


「う、ぇッ」


 思わず声が出た。そして教科書を閉じる。周りに変な目で見られる。……なんだよ、さっきまでキミ達寝てたじゃん。


 先生にはバレなかったみたいで、何事もなく授業が進む。


 オレは恐る恐るもう一度教科書を開いた。そこにはやっぱり紙が挟まってた。


『放課後デートしよ』


 めっちゃ綺麗な字。好き。まじ好きだわ。なんなの、これ。はい、しましょう、放課後デート。


 ◇◇◇



「おい、どういうことだよ孝」


「へっ?何が?」


「とぼけても無駄だ。なんかあったんだろ」


「いやいやいやいや」


 昼休みになっていつも通りのメンツ、凪と河瀬と昼飯を食べる。のだが、なんか迫られてる。


「凪、落ち着けって。そんなんじゃ、孝何も言わなくなっちゃうじゃん」


「でも、聞かねぇと言わなくない?」


「まぁ、たしかに?」


「な?朝からなんか変だし」


「わかった。言うから。元々言うつもりだったし」


 オレは待て、というように顔の前に、ぱーを作る。でも、いざ言うってなると緊張するな、これ。


「実は……」


「「実は……?」」


 あー言いづれぇ。


 ◇◇◇



「透子ー」


「あ、ごめん、ちょっと待ってー」


「はいはい」


「ーーお待たせっ」


「さぁ帰りましょう」


「うんっ」


 あ、帰るんじゃないか。デートか。


「あ、そうだ」


「ん?」


「言ったか?付き合い始めたこと」


「言ったー。なんて言われたと思う?」


「え?あ、『まだ付き合ってなかったの?』って?」


「え、なんでわかったの?もしかして、そっちも?」




「実は……」


「「実は……?」」


「透子と付き合うことになりまして……」


「……え、まだ付き合ってなかったの?」


「ヘタレだったんだな、孝」


「は?え?」


「てっきりもう付き合ってるもんだと思ってたわ。わはは」


「青春しやがってこの野郎って思ってたわ」


「いや、凪、付き合ってなかったからといって、青春してなかったとは限らないよ」


「あ、確かに。幼馴染って王道展開だもんな。あー羨ましい」


「まー、でも、よかったじゃん?」


「おめでとう、孝の野郎よ」


「あっはい」




「うん。まさかそんな風に思われてたとは」


「ね。……でも、ずっと一緒にいたからね」


 透子がそっぽを向きながらそう言った。なんだよ。かわいいかよ。


「てかさー、なんで私ら勉強しなきゃ駄目なの?」


「めっちゃ急に話変わるじゃん。今日はしないでしょ」


「や、だって思わない?」


「思うけど」


 今日もまたいつも通り、どうしようもないことを考えている透子だ。今となっちゃ、それがないと落ち着かないけど。


「やっぱりわかんないんだよね。全分野を満遍なくやるよりは、それぞれ選んで特化して、それで勉強して職に就けばいいじゃんってなる」


「まぁ、確かに。それはそうだね」


「勉強なんて出来なくても就ける職、いっぱいあるのに」


「あ、勉強したくないんだ」


「まあね。本当偉いよ、孝は」


「そりゃありがとうございますー」


「なんだ、その言い方は」


 キッと軽く睨まれる。まぁそこに本物の憎悪なんて感じられないから、全然構わんけども。


「でも、透子だってなんだかんだ、ちゃんと勉強やってんじゃん」


「……ん?なんで知ってんの?」


「え?なんでって……あ」


「え、なに。勝手になんか見たの?」


 透子がわざと、オレから距離を取ってみせる。やらかしたなー。


「や、えっと、こないだの学テ?の結果の紙、透子が落としたからオレが拾ったじゃん」


「え?あーそういやそうだっけ」


「別にわざと見ようとかじゃなくて」


「いや、言い訳はいいからさ」


「はい、すみません。それで順位見えたんだけど」


「まぁ、孝には及ばないでしょ」


「いや、オレの2個後ろってだけ」


「え……まじ?」


「まじ」


 あれはめちゃくちゃ驚きだった。普段何もやってなさそうな透子の成績がいいんだから。


 ちなみにうちの学校はそこそこに偏差値の高い高校だから、学テは基本的に難しい。それで点を取れるのは地頭が良すぎる奴か、勉強してる奴だ。高校受験のときを考えると、きっと後者だ。


「透子は努力してる姿を見せたくないんだよなー」


「そういう訳じゃないけど……」


「けど?」


「余裕で成績が良い方がかっこいいじゃん」


「そう?」


「そうなの!はい、終わり、この話」


「えぇー」


 そうこう言ってると靴箱についた。前を歩く生徒達が傘を差しながら歩いている。そうか、雨か。


「げ、雨?」


「雨だね」


「嫌だなー。傘忘れたし」


「あ、そうなの?またまた珍しい」


「いつもは折りたたみ入れてるんだけど、こないだ使って乾かしてたら忘れた」


「へぇー」


 靴を履き替え、透子と雨を眺める。ザーザー降りだ。


「透子」


「なに?」


 ちょっと緊張した面持ちだ。相合傘って考えてんのかな。たしかに照れるよな。


 ……まぁ、今までもやったことあるけど。




「孝ー」


「なんだよ」


「一生のお願い!傘入れて」


「やだ」


「お菓子あげるから」


「いいよ」


「ありがとー」




 あー懐かしい。あの頃には既に透子のことが好きだったけど、絶対透子はオレのこと好きじゃないからって、なんとも思ってないふりしてたな。……にしたって、この会話じゃお菓子に弱い奴みたいだな、オレ。


「……孝?なに、ニヤニヤしてんの?」


「いや、すみません。なんでもないです」


「ほー?」


「放課後デートって話だったけど……」


「あ……」


 デートって響きにデレてるのか、透子は目を泳がせる。かわいい。


「で、でーとがなんだって?」


 明らかに動揺してるくせに、なんともないですけどって表情必死に作ってる。なにやってんだよ、もう。表情が緩んでしまう。


「雨だしさ」


「……やめるの?」


「いや、やめない。から、ちょっとオレの好きな場所、行ってもいい?」


「え、うん。いいよ」


 オレは折りたたみの傘を広げて透子の方に傾ける。


 透子は様子を窺うようにこっちを見る。


「行こうか」


 ◇◇◇



「好きなとこって、こんな場所にあるの?」


「うん。オレの隠れ家みたいな場所」


「へぇ……」


 ちょっと山の方に入る。コケないように、とさり気なく手を握った。透子はそれを拒まないどころか、小さく握り返してきた。彼女の手は、想像より小さかった。


「ここ」


 来たのは屋根のあるベンチだ。木でできている。柱が4本立っていて、それを囲うように背もたれがある。展望台とかにありそうなアレである。


「こんなとこ、あったんだ」


 オレは頷く。


「人がいるのは見たことないけど」


「そうなんだ」


 屋根の下に入り、傘を畳む。ベンチに腰掛け、そのまま寝転んだ。


「え?寝るの?」


「いや……ここで寝転がって雨の音聴くのが好きなんだよ」


「そう」


「うん」


「よいしょっと」


 目を開けるとオレの頭のすぐそこに透子が座っていた。あわよくば膝枕がしてもらえそうな距離。……しかも角度的に……エロい。色気とか、雨だとやべぇな。


「透子は雨、嫌いだったっけ」


 意識を逸らすために目を閉じ、そう口に出す。


 そばで小さく息をつく気配がする。


「……嫌い、だった」


 透子は背をもたれて降り続ける雨を眺めていた。でも、オレを見て笑った。


「今は嫌いじゃないかも」


「え、なんで」


「孝がここに、隠れ家?に連れてきてくれたし、相合傘できたし、手も繋いだから」


 照れくさくて、わざわざ相合傘という単語を避けてきたのに、キミはここでそれを言うのかい!


 でも、とにかく、めちゃくちゃ嬉しい。死ぬほど嬉しいかもしれない。


 オレの一方通行な恋じゃなくてよかった。


「透子」


「なんだい?」


「付き合うってなに?」


 いつもオレに変な質問ばかり投げかけてくるから、その仕返しのように尋ねた。


 透子はびっくりしたような顔をして、ぽつりと話し始める。


「付き合うってのは……」


「え」


 透子はオレの手を握る。


「口実がなくても、手を握れる関係になること?」


 柔らかく笑った透子があまりに綺麗で思考が停止する。握られた手が汗ばむ。


 ……付き合うってのは、すげぇな。


 付き合うなら、いつか透子とキスもするのだろうか。微笑んでいるその顔を見て思う。夢でしかできないと思っていたことが、叶うのだろうか。今日見た、あの非現実的なことが。


「透子……」


「…………」


「じゃあ、膝枕もあり?」


「は?」


 あまりに良い雰囲気に耐えられず、冗談っぽくそう言ってしまった。


 透子はというと、目を細めて次のオレの言葉を待っている。ねぇ、ちょっと待って。どういう感情なの、それ。


「いや、あの、透子さんに膝枕してもらえたら幸せだなって思って」


 オレは起き上がって透子と向かい合う。


「はぁ」


「駄目ですか」


「…………まぁ、いいよ」


「え、まじ?」


「なに?冗談なの?」


「本気です」


「あ、そう」


 ぎこちない空気が流れる。オレはゆっくり身体を倒す。


「じゃあ……失礼します」


 透子が頷いたのが見えた。頭を彼女の脚にのせる。


 ……え、ちょっと待って。これ、頭のせちゃって大丈夫?壊れねぇ?


 頭の全体重のせるのがこわくて、オレは少し頭を浮かせるようにして寝転んだ。


 なかなかに幸せ空間……首は痛いけど。でも、なによりも、これ、思った以上に恥ずい。顔が赤くなってる自信ある。


 透子の顔を見上げられなくて、オレは横を向く。


「ねぇ」


「はい」


「頭、浮かせてるでしょ」


「えっと……」


 バレてら。


 幼馴染歴長いもんな。色々とバレるよな。コイツに嘘って吐けねぇかも。


「力抜いていいよ。今更気ぃ遣うことないでしょ」


「まぁ、たしかに?」


 ゆっくり頭を落とす。おかげで首が疲れるという問題はクリアした。……が、ほんとに大丈夫?これ。


「重くないか?」


「重くない……と言えば嘘になるけど、全然平気だから気にしないで」


「……そ」


 こっちを覗き込む透子。かわいい。


「…………」


「…………」


 いつまでいいんだろうか。今更緊張してきて心臓が痛え。


「え……」


「んー?」


 透子に頭を撫でられる。優しく、撫でられる。


「…………」


「孝の髪、柔らかいね」


「そう?」


「うん。なんか、落ち着く」


「じゃ、存分に撫でてくれ」


「あはは。じゃあ遠慮なく」


 わしゃわしゃと髪を撫でくりまわす。


「透子ー」


「あら、ご不満?」


「いえ、大いに満足です」


「でしょう」


 暫くオレたちはじゃれ合っていた。


 ◇◇◇



「あ、雨止んだね」


「ほんとだ」


 もう家に着くってときに雨が止んだ。うっすらと沈みかけている太陽が見える。


 オレは傘を閉じない。


「傘、閉じないの?」


「うん」


「え、なんでーー」


 傘で周りに見えないようにして、唇を重ねた。元々周りに人一人見えてなかったけど。


 触れたか、触れてないか。


 それもわからないぐらいの、キス。オレも、きっと透子もファーストキス。


 ……なんつーか、柔らかかった……気がする。


「な」


「ん?」


「な、な、な……」


「嫌だった?」


「こ、こんのっバカッ!嫌じゃないけど!」


 ……なんか、デジャヴを感じる。あ、夢か。なかなかにリアルな夢だったもんな。


「ならよかった」


 オレは余裕の表情を意識して作る。でも、顔に熱が集まりすぎて、もう意味が無い気もする。


「好き!また明日!」


「また明日」


 逃げるように家に帰ってく透子。オレも透子が家に入るのを見届けてから、家に入る。


「はぁーあ」


 やべー、生きててよかった。人生で一番幸せだわ。


 ◇◇◇



「なにニヤニヤしてんの?」


「んー?いや、付き合い始めのこと思い出して」


「え?」


「あの頃は透子さん、めちゃくちゃ初心でかわいかったなー」


「なによ、今はかわいくないって?」


「んな訳ねぇじゃん。かわいい。大好き」


「そ。私も大好き」


 抱き締めると抱き締め返してくれる。幸せだ。……でも。


「ね、どういう状況なの、これは」


「え?ハグ?」


「いや、まぁそうなんだけど」


 ベッドにもたれかかるように座ったオレの上に向かい合う形でのっている透子。何がどうしてこうなった。


「だってさー、全然会えなかったじゃん」


「同じ県って言ってもちょっと離れてるもんな」


 オレ達は無事、同じ大学に受かった。でも、学部が違うかったから、キャンパスが絶妙に離れてて会うのに、電車で暫く揺られなければいけない。


 引っ越しやら、入学式やら、履修登録やら、なんやらで忙しくて暫く会えていなかったのである。


「でも、突然来んなよ」


「……え、なんで……?」


「あ」


 透子が不安そうに目を泳がせる。絶対違う。透子が心配してるのはきっと全くの見当違いだ。


「別の女の子、入れたりしてるの?」


「ちっげぇーよ!何年好きだと思ってんだ」


「え、じゃなんで駄目なの?」


「……今日、来たのだって夜の9時過ぎじゃん」


「うん」


「暗いじゃん」


「うん」


「家、前みたいに目の前じゃないんだから、危ないってこと。連絡くれれば迎えに行くし。オレが透子の方、行ったっていいからさ」


「……なにそれ」


「え?」


 なんか、怒ってる?そんな気に障ること言ってないよな?


「めっちゃ好き!結婚する?」


「え、プロポーズ?」


「うん。いや、色々大変だろうから現実的には無理だろうけど」


「お、おお……」


 冗談めかして聞いたのに、真面目な顔して頷かれて戸惑う。


「今日は、もう泊まってくんだよな?」


「うん。そのつもり」


「おっけー」


 透子とすぐ目の前で目が合う。と、そのままキスされた。唇を離したと思えば、また何度もキスをした。


 おいおいおいおい……。


 オレは透子の肩を軽く掴み、少し距離を離す。


「あのさぁ……」


「うん」


 透子の顔を見る。頬が赤く染まってて、あーもう、かわいくて仕方ない。コイツ、絶対わかってない。自分のこと客観視しろよ、まったく。


「そんなんされたら襲っちゃうけど……いいわけ?」


 そう言うと、さすがの透子も少し身を堅くした。表情に緊張が見える。


 それなのに、彼女はまたキスをしてきた。


「いいよ」


 次はオレからキスをした。あーかわいい。まじかわいい。


 あのとき、あの夢を見てよかった。あの夢がなかったら、寝ぼけて「好き」とか言わなかったかもしれないし、幼馴染の関係を壊せなくてそのままになっていたかもしれない。


 これは幼馴染のオレ達が、幼馴染の関係を脱した後の話である。

読んでくださってありがとうございます!

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