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1−2 転生初日

俺こと、貴船藤丸(きぶねふじまる)は日本でブラックな会社で日々を送っていた

が、さすがブラック

いつの日か体の四肢は痛くなり、肩は四十肩のように上がらなくなり、酷いのは夏

なんでか?

クーラーが壊れてしまって治るのが2ヶ月後

それはもう絶望した、ただでさえ動き回って暑いのに


そして決定打だったのが1人での作業


某ウイルスのせいで作業1人になってしまったがその日はとてつもなく1人ではこなせないような事があって

普通ふたりでやってようやく終わるような作業に当たってしまった


ただでさえ体を痛めてるのにこの酷使

酷い


しかもいつもと違うやり方をしなければ行けない作業だった故に時間もかかり、泣いてしまう


言っておくが酷暑で酷使で辛い作業をやらせたリーダーが悪い

そこそこ分かってたが生真面目すぎた

馬鹿め


メールで

「死人が出るわ馬鹿野郎」を丁寧に言って2人作業に戻した、まぁ死人が出るとは普通に言った

クーラーなしはきついんだよアホめ


そんなこんなで仕事をやめてニートしてたら

色々あって死んで


気づいたらでっっっっけぇ木の前で倒れてた


さらに?気がついたら??


あらヤダちったいお手手

なんなら毛むくじゃら


雨が降ったあとなのか、周りはびしょ濡れでしめってる

ので、怖いもの見たさで水溜まりを見ると


リス


宇宙猫になったよね

リスだけど

宇宙栗鼠


人間(じゃないけど)驚きすぎるとキャパオーバーして声も出ないんだよ

初めて知った



「てんせい…まじか……」


ようやくアタマが落ち着いて、一言目がコレ


コレが現実だ


人間じゃないのも凹んだけど人間と話すなんて苦手な俺としては少しありがたいと思うとそこまで嫌ではない



「叫び回って獲物かなんかだと思われないよりマシかな…」


転生してスグ叫ぶとかあるんだろうが

コレが現実、でぃすいずりある(?)


にしても…


「コレから…どうすんの……?」


いや、ほんとこれである


人間ならまだまだしも(生活面的な意味で)、動物

しかも、リス(小動物、ここ重要)


お腹が白く、すこし焦げ茶?黒よりの茶

そしてモフ……な、しっぽ

冬仕様じゃないからちょっと心細いが


ニホンリスとかエゾリスですかね?

シマリスは冬眠するらしいですね


そんなこと考えてみても拉致が開かない


「こうさ、チートあったらまだ楽よね

こうやってスキャンしてちょうさ?さーち??

してソーレって」


世界樹(せかいじゅ)

この世界の至る所にあり、どこにあるか分からない樹

普段は幻影を使って見つからないようにしている

世界樹を祀ったり住んだりする街もある

魔物に襲われない不思議な力を持っているため

武器に加工するととても強い【武器】に、果実は食べるだけでも【回復】する

魔素を含んだ【魔素水】【魔素樹液】を樹木の中で生成する』


「あったのかよ、チートの中で最強と言われる鑑定様が」


漫画とかで見たけど世界樹ってドラゴン(SSレア)並のレアじゃなかったっけ、レアスポーンかよ


……死んだことに関しては、思うこともある

が、今俺は生きてる(不本意ながらリスとしてな)


生活基準は整えなくてはならない…


…ここぞとばかりに落とされた場所だ

この世界樹を拠点にしよう


「これ、登れるのかな」


そもそも洞とかあるのかな

なかったら…いや。待って

高いとこ苦手…(ジェットコースター苦手)

登っても降りれない気がする


……いや、俺はリス、リスだから大丈夫

心は人間だけど


「よっ…お?木登り苦手なのに」


すいすい登れる

しかも下見ても怖くない

怖くない!

すげ


にしても、この木自体も太いしでかい

横移動も可能だし、登りながら何周できるか試したい

面倒臭いけど


お?


「丁度いい穴が…」


広さも十分

コレなら住むのに十分だな


入口は開けっ放し……だが、住むには悪くない



ここに住もう、景色もいいし、悪くないかも

こうして、俺は早速穴の中を探索した



螺旋状の道が上と下に有り、3階建てみたいになっている


真ん中の部屋、入口がある部屋は

とても広い、奥行がかなりある

凸凹だし、枯葉も沢山混ざってるし、羽…かな

獣の毛とかもある、巣とかあったっぽい

……ただ湿ってる、ぽたぽた垂れてんだけど、ツララ見たいなの、木だけど、何コレ、ねっこ?


そして上の部屋

真ん中の部屋よりめちゃくちゃ広い

天井も広い

食料庫にしようかな、寝床にするには微妙だし

てか寝床に広い部屋はヤダよ、寝心地優先


んで下の部屋

こっちも部屋、さほどデカくない…特に考えてること無いけど何かしらには使おうかな



……なんだか、見ていて疲れてしまった


元から堕落な性格ゆえにやる気が無くなってきた

何より


「このリスでどう日用品を作れと」


溜息をつき、気分転換に再び外へ

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