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鎖国王国、日本  作者: しみずんの5
第1章 在米大使
4/17

第2話 在米大使の米国生活

祝日のため早めに投稿しました。

よろしくお願いします。

無事に勤務地である大使館に到着て数日がたった。まだ業務としては何もしてないがまだ準備に2日程かかりそうなので金さんも準備を指揮していた。


周囲の環境だが、大使館の隣に大使や勤務する人達用のアパートやら、スーパーは全て大使館用に造られていた。いや、大使館用に町を1つ造ったくらいに整備されていた。流石の金さん達はこれには驚かされた。


こうして、何の問題もなく大使館として準備を整えたある日、米国の大統領府から手紙が届いた。

その内容を読み終わった後、公使と書記官を呼び出した。

金「忙しいとこすまんな。まず米国の大統領からこの手紙を読んでくれ。」

マ&拳「こ、これは…」

金「そう、これは1週間後に開かれるパーティーの招待状だ。大統領府で開催される。大使である俺と公使であるマンボウが招待されている。拳は大使館で留守番頼む。」

拳「わかりました。」

金「すまんな。このパーティーは表向きは米国戦勝記念で開かれているが、実態は俺たち日本の歓迎会だ。マンボウ、気をつけろよ。この米国は男女比約1:30、参加する米国の政治家などはほぼ女性で一夫多妻制だから既婚者でも容赦はないぞ。」

マ「え!?」

金「マンボウの奥さんに怒られるぞ。」

マ「浮気はせんぞ。」

金「ま、いきなり手を出す馬鹿はいないと思うがな。」

マ「元遊び人の金さんが言うか、それ。」

金「とにかく、パーティーだから楽しんだ勝ちだ。」

マ「ほどほどに。」

マ「ところで、世界平均は男女比1:25らしいが米国は1:30と男性が少ないのか?」

拳「いや、そうでもないらしい。1:25とはあくまで世界平均。つまり日本が入っている。」


拳の話を要約するとこんな感じ。

ざっくり計算で

日本 男性6千万人/人口1.2億人

世界 男性2.3億人/人口69億人

合計 男性3億人弱/人口70億人

実際は世界人口はもっと多いと考えられるので

平均で1:25になる。だから日本を除くと平均で1:30程度になる。あと米国の調査では、日本と交流がある国は男女比1:22から1:28程度までとなり僅かに1:30より上回るので、これが他の国から開国を求められるきっかけとなった。


マ「なるほどな。つまり、俺たちは…」

金「最初の標的ってとこだろな。」

マ「でも、この辺りの治安はいいぞ。襲い掛かられることもないし。」

金「それは、米国政府が手を回してるんだろ。この町自体がそうなんだろな。」

マ「そっか。」

金「とりあえず、一旦解散だ。業務に戻ろう。」

マ&拳「了解。」


金「さて、吾郎佐、鈴音。」

吾&鈴「はっ。」

金「さっきの話の通りのパーティーだが、鈴音は一応送り迎えは一緒だが中には入れん、大統領府別館の待機室で待機してくれ。吾郎佐はここで拳と共に留守番だ。」

吾&鈴「かしこまりました。」


吾郎佐と鈴音はともに金さんの個人的な直属の部下で、金さんの秘書兼護衛である。

吾郎佐は年齢30代後半、江戸生まれ。金さんの喧嘩仲間でもあり、力士もびっくりのかなりの剛力である。かつて金さんとも殴り合いの喧嘩もしたことがあった。金さんが唯一勝つことが出来なかった相手でもある。お互い友情が芽生え、吾郎佐は金さんの部下となった。身分はかなり低いのであくまで個人的な部下であった。

鈴音は年齢20代後半、紀州生まれ。元雑賀衆の忍びでいわゆる元くの一である。

持ち前の身軽さで1人で義賊していた所を金さんに捕まったが御用にはならず、そのまま金さんの密偵として個人的な部下となった。あと、短筒の腕は確かである。ただしスナイプは筋力不足のためあまり得意ではない。吾郎佐とは恋仲である。


こうして、パーティーの準備が主な業務となった。日本からの観光客は勿論0、それどころか次に日本人が来るのは来年以降になるのでそれまでの業務は挨拶回りが主となる。その第1弾がこのパーティーとなるのであった。


次回は11/17投稿予定です。

ただ、もう一つ作ってる小説よりPVが多いのでやる気がでてます。やる気次第で11/10の投稿するかもです。


あと、ここで表記されているのは日本語ですが、物語にで出る人たちは日本語、英語、蘭語、中国語など様々です。

金さん、マンボウは英語、蘭語、明(中国)語は現地で生活できるレベルにあります。他の言語もカタコトレベルならなんとかできる位。

他の人はゆっくりであれば英会話くらいはなんとかできる位です。ただ、吾郎佐の外国語はからっきし駄目です。

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