ゲームスタート
よろしくお願いします。
初めてのゲーム作品です。
色々誤字があったみたいですみません。
しばらく書き直しています。(11月17日)
『──やっとかよ』
「ごめん、ごめん、やっと出来るようになった」
『じゃあ──ゆうき、早く来いよ』
「ああ、もちろん」
電話を切って机に置く。
話してたのは、悠希より早くゲームを始めた友達だ。サービス初日でかなりやり込んでるらしい。
悠希は、少しうらやましい。
「俺は初日から始められなかったからなぁ……」
悠希はテストの点数が悪くてゲームの許可が下りなかったのだ。まあ、ラノベを読んだり、アニメを見たりばっかりでテストが赤点続きだったから仕方ない。
(おかげでスタートダッシュ切れなかった)
たった1日だけど、ゲームでの一日ロスはかなり大きい。
「よし、晴れて今日から俺もゲーム!」
ゲーム機が今日届いた。手に伝わる重さが心地良く、気分が高揚する。
「えっと……頭にセットして、ここのスイッチを……」
回線や周りの環境を整えたら……
「──よし!準備オッケー、ログイン……」
小さな機械音と共に視界が暗くなったかと思うと、パッと明るくなった。
無事にログイン出来たみたいだ。
次はキャラクター設定。
『キャラクターネームを設定してください』
まずは名前、これはいつも通りの『エルカ』で設定。名前の由来は好きな本だ。登場人物の吸血鬼の名前を元にしていて、悠希は結構気に入っている。
『アバターを設定してください』
次はキャラクターの体を設定する。
(ゲーム内ではみんなかっこよくなるらしいのだが……)
ゲーム用に作られているアバターはそれなりに特徴を残しながら、補正をかけてくれるんだとか。よほど弄らない限りブサイクになることはないらしい。
「じゃあ、アバターは初期設定で……次は……」
次は種族。この種族設定が『フリー・スタイル・オンライン』──通称『フリスタ』での特徴で、ゲーム内の定番の種族であるエルフやドワーフだけでなく獣人族やゴブリン、オークなどの他のゲームではモンスター扱いの種族にもなれるのだ。
「うーん……」
しばらく考えて種族はグールに設定した。
──理由は簡単。初期設定の中で、最も吸血鬼に特徴が似てるから。
悠希は昔から吸血鬼が好きで、特に不老や再生とか、そこら辺にワクワクする。またほぼ多くの作品で強者に位置している。
要はロマンの詰まった種族。
まだ吸血鬼という種族の情報は上がってきていないが、このゲームは多種多様な種族がある。もしかしたら吸血鬼になれるかも知れない。
「あとは職業……」
このゲームでは職業ごとにステータスやスキルに補正がかかる。
ただ、だからといって使える武器が固定されると言うことはなく、どんな武器を使っても良いらしい。種族によってはどの職業になった方が良いと言うのはあるらしいが、基本は自由だそうだ。
「どれが良いかな?」
色々あるが自分が一番したいものを選ぶのが良いだろう。
「……魔法使いかなぁ」
もちろんの事ながら、悠希はリアルで魔法を使ったことがない。ゲーム内とはいえ、自分で魔法を使うのことに心引かれる。
グールという種族も魔力が比較的多いらしいし、魔法を使うのに適しているみたいだ。
『それではゲームをスタートします』
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