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『ベートーヴェン捏造』柏書房刊 かげはら史帆著の読書感想文

作者: 夏山激夢

 で








 結局どんなものすごい捏造したわけ?


 ……というのがこの本を読んだ率直な感想である。



 ベートーヴェンの秘書をしていた人物が、そのベートーヴェンの伝記の捏造をしたという話なのであるが……300ページある最後まで読んでも期待したようなすさまじい捏造というのは一個も出て来なかった。


 こりゃ立派なタイトル詐欺だ。



 どんなささやかな捏造でも捏造は捏造である。許しがたい悪である!


 というのは立派な人生態度であると思う。

 しかしこのライターさん、この本の中で頻繁にベートーヴェンの第五交響曲を『運命』と呼んでいる。このネーミングは日本のレコード会社が「勝手に」付けたもので、おそらくベートーヴェン関連の捏造では最も有名な捏造であろう。

 あっちの捏造は許しがたいがこっちの捏造は構わないというのはどうも理解に苦しむ。


 あんた捏造は嫌いなんじゃないですか?




 ちなみにこの本の最後の方に著者の略歴も書いてある。


「1982年、東京郊外生まれ」


 とある。


 不審である。

 東京生まれであるならただ単に「東京出身」と書けばよろしいはずだ。それをわざわざ「東京郊外生まれ」などと書くとは?

 このライターさん、自分の出身地を「捏造」したいのであろうか?

 よく分からない。


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