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記憶のない英雄  作者: パシフィック0
8/13

5 @夢で2

「楽しそうだったじゃない」


目の前の美少女が突然そういうものだから彼も反応に困った。

「なにが?」

「バリオンリンスのところのメイドと楽しそうだった、ヒデオ。私だってヒデオとあんなことやこんなことをして遊びたのにー!」

ダダをこねる名前も知らない彼女。口をとがらせて、手を大きく振ってダダっている。


「そんなことか。」

「“そんなことか”じゃない! ップン。」

彼女の抵抗もすさまじいものである。



さて、ここはヒデオの夢の中である。

いろいろあった一日目を終えて、やっと夢の中である。


「あのさ、一つ聞いていい?」

「なによ! ップン。」

彼は彼女に質問しようとするが、彼女の反応は好意的なものではないダダっ子だった。


「俺って、寝たら必ず君と会うの?」

それは彼にとって大事な問題だった。現実世界で頑張って、疲れた彼が夢の中でも疲れるのではたまったものではない。

「必ずじゃないわ。私とヒデオが夢の中で会うためには、2つの方法がるの。1つは私からヒデオに会いたいって願った時、もう一つはヒデオから私に会いに来たいって願った時。」

彼女は意外と普通に質問に答えた。

「そうなんだ、よかった。」

「“よかった”って、私と会うのは嫌なの!?」

彼女が上目遣いで訪ねてくるものだから、彼も困った。


「そういうわけじゃ……」

「じゃぁ、毎日、いや、毎夢会いに来てもいい!?」

「それはちょっと……」

ほんとに困ったものである。


「冗談よ、…必要な時以外は会いに来ないわ。…しょぼん」

そう、あくまで彼女はクールビューティーなイメージである。これまでの反応は全部演技だった…はず、…(だよね)?


「それよりヒデオ」

「なに?」

彼女から やっとまともな話を切り出した。

「ヒデオの周りに嫌な気配がするわ。…気を付けてね。」

「いやな気配って?」

「それはね……。どうやら今日はここまでみたい。」


そのころ外ではシャンプトがヒデオを起こしに来ていた。


「え、ちょっと、いくらなんでもその気配ってやつの正体を~」

「ヒデオ、じゃぁね~」

「そんなー!」

ぼやけていく視界の中、ヒデオはこうして最初の夜(w)を超えたのであった。



「お起きですか、ヒデオ様。」

目を開けて目の前にいたのは、夢とは別の少女。

「おはようございます、シャンプトさん」


これから始まる、“英雄”の物語。その主人公が目を開けたのだった。


「寝ながらにやけて、どんな夢を見ていたのですか?」


彼は苦労を重ねるのだった。


すいません、話進められませんでした。

次の話に進む前の間話みたいなものです。

次の物語ぐらいからストーリーに進展もたせたいと思っています。

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