5 @夢で2
「楽しそうだったじゃない」
目の前の美少女が突然そういうものだから彼も反応に困った。
「なにが?」
「バリオンリンスのところのメイドと楽しそうだった、ヒデオ。私だってヒデオとあんなことやこんなことをして遊びたのにー!」
ダダをこねる名前も知らない彼女。口をとがらせて、手を大きく振ってダダっている。
「そんなことか。」
「“そんなことか”じゃない! ップン。」
彼女の抵抗もすさまじいものである。
さて、ここはヒデオの夢の中である。
いろいろあった一日目を終えて、やっと夢の中である。
「あのさ、一つ聞いていい?」
「なによ! ップン。」
彼は彼女に質問しようとするが、彼女の反応は好意的なものではないダダっ子だった。
「俺って、寝たら必ず君と会うの?」
それは彼にとって大事な問題だった。現実世界で頑張って、疲れた彼が夢の中でも疲れるのではたまったものではない。
「必ずじゃないわ。私とヒデオが夢の中で会うためには、2つの方法がるの。1つは私からヒデオに会いたいって願った時、もう一つはヒデオから私に会いに来たいって願った時。」
彼女は意外と普通に質問に答えた。
「そうなんだ、よかった。」
「“よかった”って、私と会うのは嫌なの!?」
彼女が上目遣いで訪ねてくるものだから、彼も困った。
「そういうわけじゃ……」
「じゃぁ、毎日、いや、毎夢会いに来てもいい!?」
「それはちょっと……」
ほんとに困ったものである。
「冗談よ、…必要な時以外は会いに来ないわ。…しょぼん」
そう、あくまで彼女はクールビューティーなイメージである。これまでの反応は全部演技だった…はず、…(だよね)?
「それよりヒデオ」
「なに?」
彼女から やっとまともな話を切り出した。
「ヒデオの周りに嫌な気配がするわ。…気を付けてね。」
「いやな気配って?」
「それはね……。どうやら今日はここまでみたい。」
そのころ外ではシャンプトがヒデオを起こしに来ていた。
「え、ちょっと、いくらなんでもその気配ってやつの正体を~」
「ヒデオ、じゃぁね~」
「そんなー!」
ぼやけていく視界の中、ヒデオはこうして最初の夜(w)を超えたのであった。
「お起きですか、ヒデオ様。」
目を開けて目の前にいたのは、夢とは別の少女。
「おはようございます、シャンプトさん」
これから始まる、“英雄”の物語。その主人公が目を開けたのだった。
「寝ながらにやけて、どんな夢を見ていたのですか?」
彼は苦労を重ねるのだった。
すいません、話進められませんでした。
次の話に進む前の間話みたいなものです。
次の物語ぐらいからストーリーに進展もたせたいと思っています。




