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プロローグ 始めたくねぇー!
それはある春の日
入学式を終え、始業式を終え
各々が学校におそらく慣れてきたであろう、4月の終盤
最初の頃と違い、友を見つけ、ともに競い合える仲間を見つけ、青春というものを学生たちは感じ始める時期だ
どの学生も笑い合い、話し合い、馬鹿しあい
友情を深め、社会に出たあとも大切になると言われる友達を作る
みんなもそう思わないか?
少なくとも俺はそう思うね
だからこそ思うんだ
「何見てんのよ?キモい」
俺の青春の始まりにいきなり・・・・・
「ちびがいっちょ前に睨みつけても全く怖くないわよ?」
ムカつくやつが・・・・・
「ふんっ」
黒髪の長髪をかき揚げながら鼻で笑ったのは、この学校一の秀才で、超絶美少女で――――――――
なんで楽しい青春の始まりに俺は嫌いなやつと一緒にいなきゃいけないんだ!!
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