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悪魔と天使の仁義なき古からの因縁

性懲りも無く、新連載です。だって、書きたくなっちゃったんです。ご免なさい。

ここは天界と地界の狭間の空間、絶界。天界の天使と、地界の悪魔は争いまではいかないものの、犬猿の仲であり、お互いを煙たがっています。


そんな狭間の空間に、魔王の座に就いて居るサタンが政務をサボって、息抜きに来ている。


「あーあ…ちぇっ……。ベルゼと、アストは仕事大好き悪魔か?それともただ単に余の事が嫌いなんだろうな、きっと……」


魔王の座に就いては居るものの、魔王がする仕事の内容が、何処其処の悪魔同士の小競り合いを仲裁したり、何処其処の夫婦のケンカを仲裁したり、何処其処の子供悪魔のバトルを仲裁したりと、臣下のベルゼこと、ベルゼブブとアストことアスタロトが、こんなしょうもない仕事ばかり寄越して来るのである。


流石の魔王もついに、「余の仕事は仲裁しか無いんかいっ!」と、二人に不平をぶつけてみたら、「それ以外に何が出来るんですか?」と、真顔で声を揃えて言い放ったのだ。

多分、良い歳の魔王が泣いてしまっても致し方が無いと思う。




膝を抱えながら、絶界の中央にある泉の周りに咲き乱れる色とりどりの花を、片っ端から引っこ抜いて居ると、魔王の頭上に一個の卵が直撃した。


グシャッ……………。


「ぬがっ………ムムム~?な、何だ?」


咄嗟に頭を抱え込むと、魔王の手に何かが当たっていた。


(これは…何だ?ブニャブニャしておる……。)


「びっ…びにゃ~~~~~~~ん!」


「ぐわっ!余の繊細な耳がっ!デビルズイヤーがっ!何だ何だ?新種のモンスターでも、余の頭に落ちて来たのかっ!」


とんでもない破壊音波を生み出す生物兵器に、鼓膜を破られかけた魔王は、頭の上のモンスター(推定)が、どの種のモンスター(推定)か確かめる為に、素早く頭から下ろし、確認をする事にした。


「ぎにゃ~~~~~~~~~~ん!!」


「この、モンスター(推定)めっ!尊き余の頭に乗りおって………親を見付けて一言文句を言ってやらねば、気がすまん……ぞっと?」


頭から下ろしたモンスター(推定)と、目が合った瞬間、魔王は思った……面倒くさいのが、落ちて来てしまった………と。


魔王と目が合ったモンスター(推定)は、実はモンスター等では無く、犬猿の仲の天使の赤子であったのだった。




これより魔王の前途多難の子育てが、幕を開けるのであった。






次回は何時になるのでしょうかね?気長に待ってて下さいね。(待っててくれる人が居ればですけどね~?)

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