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第88話 決戦まで、あと3日

第88話をお届けします。


物語はいよいよ決戦前段階へ。

敵側の思惑、そして達也が感じ取った違和感――。


静かに進む準備と、

水面下で動き出す大きな悪意。


「3日後」


その意味が、やがて大きな波となって押し寄せます。


ぜひお楽しみください。

「"英雄"が3人…最悪ですね」

「あの方から何と言われるか」

「今から恐ろしくて仕方ありません」

アガレストは目も虚で恐怖に抗っていた


「もう1人の"英雄"も覚醒しましたね」

「予定通りです」

突然のあの方から通信。

アガレストは直立不動で聞いていた。


「アガレスト。例の物は滞りなく?」


「…はい。それは抜かりなく」


「なら良いのです。楽しみですね」


「…楽しみですか?」


「あの忌わしい"英雄"の苦痛に歪む顔」

「待ち遠しくて仕方ありません」

あの方が理解出来ないアガレスト。

しかし逆らった所で消滅するだけ。


「そろそろ仕掛けたいと思います」

「しかし本当によろしいのですか?」

アガレストは再度確認する。


「磯崎達也を抹殺出来れば良いのです」

「それ以外は些事に過ぎません」

底知れぬ恐ろしさを感じるアガレスト


事態は急速に進んでいく…


◆◆◆◆◆◆◆◆◆


達也道場後半戦。


ランダムでチーム分けをしての模擬戦

少しずつだが確実に戦力増強していた。


稽古が終わってひと段落した夜。

達也は自室に正樹と由香を呼んでいた。


「久美の件で話がある…」


明け方まで3人で話し合った。


「…悪いな。正樹は今日も仕事なのに」

「娘の事だからな。達也には感謝してる」

「そうね。たっちゃんの話、間違い無い」

達也の違和感が命運を分ける事を

この時点ではまだ誰も思っていなかった



新堂製薬本社ビル

データ分析センターにハッキング。

"セイラ"のセキュリティーシステム

あらゆる攻撃を想定した特製品。


ランサムウェア、エモテット、スパイウェア、DDoSなど多岐にわたる攻撃。

いずれの攻撃も効果が無かった。


「サイバー攻撃収束しました」

「…最後にメッセージが…」

「3日後グランドキャニオンにて…」

その一文しか無かった。


その日の朝。

出社した新堂弦之助と磯崎達也。

データ分析センターで報告を受けた。


「やっぱりな。狙いは俺達因子持ち」

「最優先は正樹を奪う事だろうな」

達也は相手を正確に把握していた。


「"牙"の隊長からの情報だが…」

「組織の狙いは最初から新エネルギー」

「アガレストはそこに便乗した」

達也は冷静に分析。


「戦う事を選んだって事は…」

「向こうの組織は用済みなんだろうな」

「そもそも、隠れ蓑に過ぎなかった組織」

「3日後って言うのは後始末の時間」

「"牙"には撤退を指示した」

達也は敵の組織が壊滅する予測をした。


あと3日…闘いの開始が迫る。

次回 事態が動く…危険な方向へ

第88話を読んでいただきありがとうございます。


今回は、

・敵側の動き(アガレスト)

・達也陣営の準備

・決戦予告


と、物語の転換点となる回でした。


いよいよ次回から、

グランドキャニオン決戦へ向けて事態が加速していきます。


そして――

久美の件も、重要な意味を持ってきます。


物語はここから一気に緊張感が高まりますので、

引き続き楽しんでいただけたら嬉しいです。


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