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第85話 大浴場の奇跡

第85話「大浴場の奇跡」。

二日酔いから始まるドタバタな朝。しかしその裏で、確実に動き出す“達也道場”。家族と仲間が集う夜、そして新たな修行の幕開けです。

「…流石に飲みすぎたか」

道場の真ん中で大の字の達也。

今日は娘達も朝稽古には現れなかった


「昨日の今日だしな…俺も二日酔いだし」

「新堂の家に電話して車出してもらうか」

達也は新堂家に連絡した。


リビングでは正樹も二日酔いだった。

由香は元気に朝食の用意。

そう、加山家では由香が1番強い。


「さぁて、モリモリ食べさせないとね」

「貴方達。ご飯よ〜早くいらっしゃい」

由香が大きな声で招集をかけた。


「おはよう。お父さんお母さん」

「おはよう。お父さんお母さん由香里」

由香里と久美も2階から降りてきた。


「おはよう。水くれ水」

「由香ちゃん。僕も水」

ダブル親父は絶賛二日酔い。


「全く2人ともだらし無いんだから」

朝食を用意しながら水を渡す。


「日曜日だからってダラケ過ぎ」

「朝は爽やかに起きれないの」

女3人にダメ出しされるダブル親父。


「瑠璃達に連絡した車が迎えに来る」


「えっ瑠璃が来るの?」

久美が嫌そうな顔をする。


「今は俺の雇い主だからな」

「兄貴も狙われているしその対策もな」

「後は強いて言うなら戦闘能力の把握」

達也が淡々と語る。


「それなら尚更。早くご飯済ませてね」

「久美、由香里。片付け手伝って」

由香が慌ただしく動き出した。


「もしかしてお前も行くのか。由香」


「もちろん。身内が敵だからね」

「それに今後、回復役は必要よ」

由香には揺るぎない決意があった。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「達也さん。迎えに来ました」

「って何ですこの人数は…」

玄関に集まる人数に驚く瑠璃。


「すまんな瑠璃。みんな連れて行く」

「今後の事も含めてな」

達也は今後の事を考えた決断だった


「そうですね。これからの事を考えると」

「断る訳には行きませんね」

「その代わり、私達も参加します」

瑠璃は自分達も強くなりたいと思った。


「達也。また達也道場発足だな」


「そうだな。兄貴の許可も必要だな」


新堂家に向けてアルファードが走る。

色々な想いを乗せて…


「お帰りなさいませ。達也様」

百合子が玄関の前で出迎えた。


「連絡頂いた件、完了しています」


「さすが百合子さん。仕事が早い」


「皆さんのお部屋もご用意しております」

「皆さんのお世話は私の部下が務めます」

すでに業務の分担までしている。

メイドと言うより執事に近いだろう。


「相変わらず突然だな、達也」


「悪いな兄貴。でも兄貴の為でもある」

「優秀な護衛兼秘書は必要だろ」

新堂弦之助も狙われている。

身内を守る為。弦之助も瑠璃達も。


「今夜はゆっくり休んで明日からな」


「明日からって学校とか会社とか」

「みんな予定とかあるのに…」

不満そうにしてる割には楽しそう

そんな風に見えるのは何故だろう

弦之助は達也の人を惹きつける力が

心底羨ましかった。


新堂家の厨房。

シェフに混じって由香もいた。

由香の腕前には専属シェフも脱帽。

一緒に料理を作る由香は楽しそうだ。


いつもより沢山の料理が並ぶ

それでも完食するのが加山家。

瑠璃も紅音も一緒になって食べた。

皆が嬉しそうに食べる食卓。

専属シェフ森川と由香は幸福だった。


新堂家のお風呂は大浴場。

それも男風呂より女風呂の方が大きい

屋敷の人間は女性が多い。

瑠璃からの強い要望で実現した。


「さぁみんなでお風呂よ」


「お嬢様方、節度は守ってください」

百合子と部下のメイドも全員入った。


「ちょっと圧倒。これだけの女子」

「ヤバいよね。圧巻のマシュマロ畑」

「久美姉。パイ揉み禁止だからね」

加山家3人は女子パワーに圧倒された


「みんなで裸の付き合い。素敵ですわね」

「瑠璃は相変わらず脳天気なんだから」

「あら。そのセリフ聞き捨てなりません」

「もっと成長してからおっしゃって」

今度は新堂姉妹のケンカが始まる。


「おやめなさい。お嬢様」

激突する新堂姉妹の間に入る百合子。

圧巻のプロポーションで2人を圧倒する


「お客様がご迷惑をしますので」

「新堂家のご令嬢としての威厳を」

「お持ちください。わかりましたね」

百合子の迫力に新堂姉妹は屈服した。



「窮屈ですね。ここ」

「何で男湯はこんなに狭いんだ」

女湯の4分の1しかない男湯。

大の男が5人も入れば一杯である。


「お先」

達也は早々に風呂から出て行った。


「さぁ、汗でも流すか」

風呂から出たのに訓練場に行く達也


幻日流の基本型。手足が水の様に流れる


「やっぱりここだ。おとうさん」

ジャージを着た由香里だった。


「稽古をつけて下さい。おとうさん」

由香里は深々と頭を下げた。


「そんな事だろうと思った。抜け駆け」

久美がジャージ姿で立っていた。


「わかったから、2人ともかかって来い」

達也が号令した瞬間、戦闘開始した。


「瑠璃。私も一緒に」

「親子水入らずを邪魔しちゃ悪いわ」

「私達は明日から修行よ」

紅音は瑠璃に引き留められた。


明日から始まる達也道場。

激闘に次ぐ激闘。

3人の"英雄"が圧巻の戦闘を見せる。


次回…達也道場開始。


大浴場回…のはずが、結局は稽古に向かう達也。さすが戦闘民族親子です。次回より本格始動する達也道場。三人の“英雄”がどこまで進化するのか、お楽しみに。

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