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第83話 守る為の闘い

第83話「守る為の闘い」。


久美と“リョウ”の連携が、ついに宇宙規模へ――。

守るための一撃と、家族の絆。

そして静かに迫る次なる影。


最強親子の戦い、ぜひお楽しみください。

「あれ真面に食らったらどうなる」

『解析終了。バラバラの肉塊になります』


「ぶん殴って爆散させると」

『様々なウィルス、毒素が爆散します』


「じゃあどうするのよ」

『あのまま、宇宙へ蹴り上げます』

『月軌道を超えたら攻撃して消滅です』

「…簡単に言うのね」


『masterなら大丈夫です』

『全力でサポートします』


「"リョウ"ありがとう」

「サポートお願い」


久美は迫り来る極大魔法を蹴り上げる

それは攻撃ではなく促す蹴り


極大魔法は宇宙へ向けて進む。


「させません。これで終わりです」

久美の意図を察したアガレスト。

極大魔法を爆散させる為に攻撃する。


「させません。ホーリーシールド」

由香の魔法で攻撃を防ぐ。


「アグライア。まだ邪魔をするのですか」


「邪魔なのはお前だアガレスト」


「"英雄"達也…また貴方ですか」


「まぁ家族を守る事が使命だからな」


「くっ…貴方相手では一時退却ですね」


「逃すかと言いたいところだが」

「腹減ったから見逃してやるよ」


「どこまでも、不快にさせますね」

「親子共々、性格が悪い」

悪態を吐きながら撤退するアガレスト



『月軌道を抜けました。master』


「わかったわ」

久美は気を極限まで高める。

防具が砲塔に変形した。


『標的まで視界クリア』

『masterの目に投影します』


「ありがとう"リョウ"…撃ちます」

久美は巨大な気弾を打ち出した。


もの凄い速度で気弾は進み標的へ

火星との間で爆散する。


『mission complete』

『周囲の星への影響はありません』


「上出来ね。ありがとね"リョウ"」

「こんな事"リョウ"無しでは出来ない」


勝利の余韻に浸っていた久美。

突然、現実に帰る。


「…お父さん。お父さーん」

血相を変えて車に向かう。


「久美。こっちだ」

ミラージュコロイドを解除

そこには、由香に肩を借りる正樹。


「…お父さん…無事ね。怪我は…」


「大丈夫。お母さんが治してくれた」


久美は気持ちを抑えきれず

泣きながら正樹に抱きつく


「お父さん。お父さん。お父さ〜ん」

涙で顔がグシャグシャな久美。


「すまないな。心配かけて…」

正樹も涙で言葉に詰まる。


「間に合って良かったぜ」

「危うく正樹の御首級を失うとこだった」


「達也。何を脳天気な事を」

「命懸けだったのに簡単に言いやがって」


「もっと早く来てよ。達兄」

「死ぬかと思ったじゃない」


「俺の教え子はこんな事で死なない」

「お前を信じていたしな。久美」


「都合のいい言い訳を」

「達兄はいつもそうなんだよね」


「まぁまぁ久美ちゃん」 

「みんな無事で良かったじゃない」


「さぁ帰るぞ。俺が運転するから」


「母さんの葬儀に行くんだよ達也」


「ああ。アレは正樹を誘き寄せるデマ」

「ここに来る前に確認した」

「正樹の母ちゃんも保護してる」


「おい達也。母さん生きているのか」


「おばあちゃん。生きてるの?」


「ああ今だにピンピンしてるよ」

「後、10年は保証する」


「良かった〜良かった」

「嬉しいね。お父さん」


みんなで抱き合いながら喜ぶ

達也は皆を車に乗せ帰路についた。


助手席に乗せた久美が小さな声で呟く

「達兄。ありがとう」

「達兄の言う通り強くなれてた」


達也は嬉しそうな顔で運転する

「俺の親友の娘は最強だと確信してた」


久美は下を向きながら祈る様に感謝する


これから始まる未曾有の闘い。

束の間の平穏が少しでも続くように

皆が祈っていた。


次回…静かに進む事態…ご期待下さい。


宇宙へ蹴り上げるという選択は、「破壊」ではなく「守る」ための決断でした。

久美の成長と、達也の信頼。

そして家族の絆が改めて描けた回です。


次回、静かに動き出す新たな局面へ――。

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