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第81話 絶望と希望そして…

第81話です。

久美、単独決戦。

毒、連撃、そして本気を解放する悪神アガレスト。

それでも立ち上がる久美ですが――待ち受けるのは圧倒的な絶望。

親子の運命が大きく揺れます。

久美は少し緊張していた。

同時に恐怖も抱いていた。

1人で闘えるだろうか?

父を助けることが出来るだろうか?


「久美。自分を信じろ」

達也の言葉が頭の中で木霊した。


「さぁ始めましょう。殺戮ショーを」

悪神アガレストは笑う。


久美は防具を顕現させ、徹甲とレガースをつけて構えた。


アガレストは魔力を上げ体を変質させる

両手から光球を発生させ放つ。

久美は光球に正拳で応戦。

しかし、光球は爆散。

無数の棘が飛散する。

久美は咄嗟にシールドを張る。

しかし数発、間に合わず被弾する。


「掛かりましたね。予想通りの動き」

「その棘には仕掛けがありましてね」

「貴方の気の流れを乱す毒なんです」


久美の身体から力が抜けていく


「さぁこれからの攻撃を防げますか」

アガレストは連続で魔法攻撃を繰り出す


凄まじい攻撃の中、砂塵が舞い上がる

それでも攻撃をやめないアガレスト。


「ははは。今までの屈辱」

「存分に晴らさせて頂きます」

アガレストは高らかに笑いながら吠えた


数分の攻撃の後、攻撃が止んだ。

アガレストは魔力をため始めた。

次の大魔法に繋げるためである。


砂塵が晴れて来た時、目を疑った。

倒れているはずの久美が立っていた。


「達兄の言った事、ようやくわかった」

精神を集中して気の流れを制御する。

久美の体から発する熱が毒素を浄化する

 

「バカな。いくら"英雄"だとしても」

「体力、気力、精神力も下げた」

「復活など出来ないはずなのに何故?」

アガレストは困惑していた。


その瞬間、久美はアガレストの横に現れ顔面に正拳を突き刺した。

「私のデータ古いんじゃあない」


アガレストは後ろに飛ばされた。

しかし、すぐさま起き上がった。

「油断していたとはいえ、真面に食らうとは…腕を上げましたね」


アガレストはそう言うと頭上の極大魔法に魔力を集中した。

「でもこれで終わりです。吹き飛びなさい」


久美に向けて放たれた極大魔法。

久美は気を練り上げ右脚に集中した。

そして高く飛び上がるとそのまま極大魔法目掛けて回転しながら蹴る。


「バカですね。黒焦げになりなさい」

アガレストは無謀な攻撃を嘲笑った。


極大魔法の光球は空中を進んでいく。

地面に向けて爆散するはずが止まった。

次の瞬間。光球に無数の亀裂が入る

「うりゃー」


光球に穴をあけ久美の蹴りがアガレストに炸裂する。

悶絶するアガレスト。


「まだ覚醒していない貴方が何故?」

「何故、これほどまでの力がある」

アガレストには理解できなかった。


「自分でも驚いているわ」

「何日も続けた基礎練習」

「自分の力が底上げされてる感じ」

久美は気を丹田に集中した。


今までにないほどの力の本流。

久美の気が膨れ上がっていた。


「…今本気を出したくないんですがね」

「貴方の拉致は諦めるとしましょう」

アガレストの魔力が吸い込まれる。

吸い込まれた魔力が膨れ上がる。

一気に解き放たれた魔力はエアシールドを粉砕した。


「何、このバカみたいな魔力は」

久美は気のバリアでなんとか乗り切った


空に浮かんでいるアガレスト。

黒き大翼を生やし禍々しい極大なツノ。

体も二回りぐらい大きくなっていた。


久美は戦慄した。

身体中が恐怖に震えるのを感じた。

「でも、私が必ず倒す」

悲痛な決意で対峙する久美。


アガレストが右手を振った。

衝撃波が久美目掛けて飛んでいく。

防具で防ぐ久美。


正樹特製のアダマンタイトの防具

アガレストの衝撃波で跡形もなく吹き飛んだ。


「防具の無い貴方はただの肉塊です」

「砕け散りなさい」

アガレストが左腕を振る。


正樹と久美の運命は…

久美はアガレストに敗北するのか


次回…守れなかった悔しさと涙…

ご期待下さい。


第81話をお読みいただきありがとうございます。

今回は“絶望の底”を意識した回でした。

砕ける防具、圧倒的魔力、追い詰められる久美。

次回は「守れなかった悔しさと涙」。

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