表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/44

第3章 評価ゼロの反撃

 Dクラスの初めての魔導演習は、荒れた。


 訓練場に整列させられたのは、魔力量の少ないと評価された生徒ばかり。魔力量ゼロと判定されたカイは、その中でも最下位に位置づけられていた。


「さあ、基礎魔導行使演習を開始する」


 教師がそう告げると、生徒たちは一斉に魔力を構築し始めた。火球、水流、風刃──基礎魔法の嵐が、訓練場を彩る。


 だが、カイの番が来ると、空気が変わった。


「おい、本当に出せるのか?」

「ゼロ評価だろ、せいぜいスパーク止まりじゃね?」


 嘲笑と侮りの視線。


 カイは静かに目を閉じた。密度を高め、核心を研ぎ澄ませる。


 ──ボンッ!


 放たれたのは、小さな火球。だがその瞬間、空気が歪んだ。


「っ……な、何だ、今の圧力……!?」


 熱量と密度が異常なまでに集中していたその火球は、地面に着弾すると、爆音とともに小さなクレーターを作った。


 教師が目を見開いた。

「これは……“S+密度”? だが、魔力量はゼロのはず……」


 ざわつく教室。

 ユリウスが遠くから苦笑した。

「面白くなってきたな」


 評価ゼロの劣等生が放った、一撃の反撃。

 密度の力が、ついに世界に爪痕を刻み始めた。


本格的なバトルの序章です。

カイの反撃が、ここから始まります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ