おさないひめよ
ある人が聞かせてくれた曲に合わせて
書いた詩で、歌詞のようなものだと思ってください。
くろいひとみ きらきらと
ちいさなては なにつかむ
よちよちと まえにでて
あるきはじめる
ひかるまつげ ふるわせて
はなひらくは そのえがお
ころがった わらいごえ
おさなきひめよ
あかいはなを てにもって
くちとがらせ キスをする
くるくると まわるたび
ひろがるドレス
したたらずの うたごえは
あおいもりに こだまして
こぎつねや とりたちに
よびかけている
そのむかしに かたられた
よくしられた ものがたり
しろいうま おうじさま
ほんとにいるの?
いつもいのる かみさまも
みたことない そのすがた
しらぬこと おおすぎる
ひろいせかいは
ああ おさない ひめぎみよ
きよい ままで いておくれ
いつまでも いつまでも
よごれないまま
わたしはいま しんじたい
かならずいる そのひめが
このひとの あのひとの
こころのなかに!