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VRMMOっぽい異世界でスキルを取りまくって女の子と一緒にアイテム集め―最強の冒険者生活を満喫する  作者: 鉄毛布


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9/48

魔術スキル大量習得

 現在のステータスだ。



 職業 魔術師

 レベル12


 HP 150/150

 MP 60/60

 状態 正常


 攻撃力 22

 防御力 20


 筋力 18

 体力 14

 敏捷 13

 魔力 10



  今の俺は魔術師である。

 魔術スキルも試してみたくなったので職業を変えてみたのだ。

 気軽にジョブチェンジできるのがこのゲームのいいところだと思う。


 取ったスキルは【火球(ファイアーボール)】と【水球(ウォーターボール)】と【回復(ヒーリング)】。

 万が一【火球】で火事を起こしてしまっても【水球】を取っておけば消火に使えると思ったからだ。

 【回復】も、取れる魔術スキルの中では必須だろう。


 魔術には詠唱がある。

 遊んでいて転んだシーラの傷をキアラが治しているのを見て分かった。


『慈悲深き癒神アフィルス、その崇高なる信念によって、生きとし生ける者に生命の力を分け与えたまえ』


 長ったらしい詠唱だ。

 キアラに聞いたところ、どの魔術も最初はその系統を象徴する神を称える文言から始まるということだった。


 火魔術なら火神マグナス。水魔術なら水神エクリオス。風魔術なら風神シルフィス。土魔術なら土神グラディス。


 だが俺の魔術は違った。

 対象に意識を集中して、スキルを使うことを思い浮かべるだけでいい。

 詠唱が無いわけではない。


 詠唱は長い文言の代わりに、使ってから発動までのタイムラグとして存在する。

 【火球】なら使ってから約1秒のタイムラグが存在した。それが俺の詠唱、ということらしい。


 タイムラグの間は俺の足元に白く光る魔法陣が出現する。

 魔法陣が光ってる間は詠唱中。スキルが発動すると同時に魔法陣は消える。

 この魔法陣が視覚的に詠唱を表しているというわけだ。


 たぶんもっと強力な魔術になればこのタイムラグは2秒3秒と伸びていくのだろう。

 だとしても言葉でごにょごにょお経のような詠唱を読み上げるよりは圧倒的に速い。

 そして未取得の魔術スキル欄に気になった魔術を発見した。


 【時間魔術】。

 字面だけでテンションが上がる。

 止まった時の世界で自分だけ動いて敵を圧倒する。少年漫画的なあこがれの能力だ。

 俺が取得できるのは【体感時間加速】と【体感時間遅延】の二つ。


 もちろん両方取った。

 何回か試しに使ってみたところ、がっかりとわくわくの両方の心境を味わうことになった。

 まずこの二つの魔術では時を止めることはできない。

 それどころか世界の時間に干渉するのではなく、特定の対象1つの体感時間を遅くしたり速くしたりするだけなのだ。


 書いてある通り、体感時間だ。

 自分自身に【体感時間遅延】を使ってみたところ、周囲の物体の動きが遅くなったように感じられた。

 最初は凄いと思ったがこれ、自分の体まで遅くなっていたのだ。


 まるで泥の中を進むようなゆっくりとした動作でしか動くことしかできない。

 こりゃハズレスキルか、と思ったものだ。

 しかしすぐに考え直した。


 周囲が遅く見えるということは、グレッグのような超スピードの相手の動きも見えるようになるのでは? ということ。

 もちろん体の速度が体感速度に追い付かなければ、対等とまではいかないかもしれない。


 でも見えているのと見えないのではまったく次元が違う気がした。

 見えさえすれば対応することも出来るようになるかもしれない。


 しかも消費MPが非常に少なく、詠唱時間も限りなくゼロに近い。ひょっとしたら0.1秒くらいの詠唱はあるかもしれないが、自分では分からないレベルだ。

 一見地味だが便利なスキル、と結論付けた。


 【体感時間加速】のほうは【体感時間遅延】の逆。

 自分に使ったところ、周囲の物体の動きがめちゃくちゃ速く感じられた。

 これは自分ではなく相手にかけて、こちらが超スピードで動いてるように見せかけるためのスキルだろう。


 新しい発見の連続でどんどんこの世界にのめり込んでいく自分を感じる。

 問題があるとすれば、そろそろレベルの上り方が悪くなってきたことか。

ここまで読んでいただいた皆様に、心よりの感謝を!

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本当にありがとうございます!

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