31. 阿蘇さんが藤田さんに口移しでチョコをあげてるのが読みたいです!(怪異の掃除人)
阿蘇「するかぁっ!!!!」
だそうなので、18の続きです
阿蘇「……藤田」
藤田「ろー」
阿蘇「藤田さん」
藤田「ろーろー」
阿蘇「直和さん」
藤田「ろーろーろー」
阿蘇「何だよ、その反応」
藤田「ろー?」
阿蘇「なるほど、鳴き声みてぇなもんか」
藤田「オレもう飲めないよー」
阿蘇「むしろ飲みたいっつっても飲ませねぇぞ。風呂入れそう?」
藤田「無理。重力に勝てない」
阿蘇「なんとかホイホイに貼り付いてる虫みてぇだ」
藤田「オレもうここに巣を作るね」
阿蘇「その前に俺の家なんだけどな」
藤田「チョコー、チョコー」
阿蘇「だからあげただろ。足るということを知れ、お前は」
藤田「口移しー」
阿蘇「瓶の口でいいなら……」
藤田「オーケー、いい子だからその手の中の劇物を置くんだ」
阿蘇「……まあ、どうしてもチョコの口移しがいいってんなら、一応チョコレートリキュールとかもあるよ」
藤田「ああ、それをオレに?」
阿蘇「いや、勿体無いから一滴もやらんが」
藤田「嘘だろ。じゃあなんで話したんだよ」
阿蘇「ただの自慢」
藤田「なんて奴だ」
阿蘇「それより早く風呂行け。夜起きて辛いのはお前だぞ」
藤田「……」
阿蘇「うん」
藤田「……これでも、前よりゃマシになってんだけどね」
阿蘇「それでも俺の家じゃまだ無理だろ」
藤田「そうだな。はい、風呂をお借ります」
阿蘇「一人で行けるか?」
藤田「多分」
阿蘇「よし。布団敷いとくから、風呂から上がったらすぐに休めよ」
藤田「大感謝。そうだ、寝る前に枕並べて好きな人当てっこゲームしない?」
阿蘇「中学生の修学旅行かよ」
藤田「えーと、高校の時の数学の森林先生」
阿蘇「男の上に既婚者子持ちじゃねぇか。どんだけハードル高ぇ恋してるんだ、俺」
34に続く




