19.柊ちゃんから光坂さんは友チョコを装ってお高いチョコレートを勇気出してあげてそう。友チョコにしては愛がいっぱい詰まってそう（怪異の掃除人）
柊（せっかくのバレンタインなのに仕事なんて。でも仕方ないわよね……）
光坂「柊ちゃん！」
柊「ほぴゃー！！」
光坂「すごい悲鳴」
柊「ど、どどどどうしたの、佳乃！？ なんでここに！？」
光坂「なんでも何も、もし今日空いてたらご飯行かない？ って送ったじゃない」
柊「え！？ え！？ ……うわーほんとだわ、メッセージ来てる。ヤダ、ごめんなさいね」
光坂「こっちこそ突然ごめんね。もしかして用事があったとか？」
柊「ううん！ 無いわ！ あっても無くなる！！」
光坂「あっても無くなる？」
柊「とにかくご飯！ ご飯いきましょ！」
光坂「わーい。どこ行くどこ行く？」
柊「そ、そうね。佳乃は行きたいとこある？」
光坂「じゃあピザ食べたいな」
柊「ピザ、かぁ……」
光坂「え、嫌いだっけ」
柊「ううん、でも今はちょっと気分じゃなくて」
光坂「そう？ じゃあパスタとか」
柊「うん、ありがと。パスタだったらボク美味しい所知ってるわ」
光坂「ほんと？ 案内お願いしていい？」
柊「勿論よ！ このボクに任せなさい！」
光坂「……そうだ。柊ちゃん、これ」
柊「え、なぁに？」
光坂「バレンタインチョコだよー。柊ちゃん、前にこのブランドのチョコが好きって言ってたから」
柊「みゃっ！！？ あ、あ、あ、ありがと！ よ、よく覚えてたわね！！」
光坂「えへへ」
柊「……その、ぼ、ぼ、ボクからも、あって」
光坂「え、そうなの？」
柊「うん」
光坂「いいの？ 誰かにあげる予定だったんじゃない？」
柊「そ、そんなことないわ！」
柊（何日か前から佳乃の為に買ってたけど、意識し過ぎて渡せなかったやつだから）
光坂「なら、ありがたくいただくけど……。わぁ！」
柊「ど、どう？」ドキドキ
光坂「惑星柄のチョコだー！ ありがとう！ 食べてみたかったの！」
柊「ふ、ふふふ！ よ、良かったわ！」ドキドキ
光坂「わー、可愛い！ お店ついたら写真撮ろう！」
柊「か、構わないわ！ その時はこのボクがカメラマンになってあげても……」ドキドキ
光坂「何言ってんの！ 柊ちゃんも一緒に写るの！」
柊「ぽぇ」
光坂「柊ちゃんに渡したチョコも、私すごく悩んだんだから！ 店員さんにお願いして二人で撮ろう！」
柊「ひゃ、ひゃい……！」
