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名前の由来~「種と蒔く者」より(エッセイ)

作者: 弘せりえ

私の名前は

弘せりえ(ひろ せりえ)、

である。


この「せりえ」は

どこから来ているかというと、

話は少し長くなる。


「戦場のメリークリスマス」

という映画がある。

大島渚監督、David Bowie, 

坂本龍一、ビートたけし出演。

この映画を観て、人生が変わった。


でも、本当に驚いたのは、

映画の原作

「The seed and the sower」を

読んだ時だ。

日本語訳で「種と蒔く者」。


その中で、David Bowie演じる

主人公の青年の名前が

Celliers (映画中セリアズ、原作は

オランダ語読みでセリエ)

だったのだ。


だから私の名前は、

弘Celliers、で

弘せりえと読む。


この原作については、

大学の卒論にしたほどの

惚れ込みようだった。


私を英文科に導いたのも、

この原作である。


聖書をもとにした、

美しい文体の原作。

私は原書のニュアンスが好きだ。


映画では、少々男色の部分を

色付けしてあったが、

元々はセリエ兄弟の、

裏切りと許しをテーマにした、

アフリカでの物語。


原作者は

サー・ロレンス・ヴァン・デル・ポスト氏。

映画はニュージーランドで撮影

されたが、原作はアフリカの大地である。


この原書を見つけ出し、

映画化してくれた大島渚監督も、

美しい主人公を演じたDavid Bowieも、

逝った。


時代は流れていくものだけど、

その魂は受け継いでいきたいと思う。


「種と蒔く者」

種があり、蒔く者がいる限り、

命は終わらない。


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