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ガンドラル〜異世界に飲み込まれた世界で最狂(のハーレム)と最凶(の村)を作った最強(無自覚)の男のお話〜  作者: ろろ


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78話 大防壁

 門の中に連れられ、壁の中を案内される。

 緊張感のある空気が漂ってる気がするのは、さっきの飛竜のせいかね?


「こちらです」


 ちょっと立派な部屋だね。

 お偉いさん用かな?


「お連れしました」


 部屋の中には整った身なりの女性が立っていた。

 さて、なにを聞かれることやら。

 場合によっては消し炭かねぇ。


「何かを咎めるつもりではありませんので、警戒されなくても大丈夫ですよ」


 とりあえず、今すぐ揉め事にはならなさそうだ。


「私はノーナ・ガウンティ。この大防壁守備隊の司令官を勤めています」


 大防壁ね。

 見たまんまだな。


「サシチ・ヒダリといいます」


「まずは飛竜の撃退に関して。危ういところを救援いただき、ありがとうございました」


「いえ、お気になさらないでください」


 なんせ、ただの試射の結果だからな。


「あのまま迎撃していれば、少なくない被害がでていました。それが被害0で済んだのですから、どれだけ感謝しても足りないくらいですよ」


 ルル達を連れて来なくて正解だった。

 こんなに感謝されたら、調子に乗ってさらに暴走するからな。

 ……乗らなくても暴走はするか。


「どうしました?」


「いえ、大丈夫です。それよりも先ほどの話ですと、先ほどの飛竜にかなり手を焼いていた印象を受けましたが」


「そうですね。あれだけの大きさの飛竜ですと、私達の戦力では苦戦は免れませんね」


 あれで大きいのか。

 なんか飛んでるな、くらいにしか思わんかった。


「それを一撃で。それに海竜のいる海を、渡って来たのですよね?」


「そうですね」


 海竜ってのはそんなに厄介なのかね?

 水中にいる相手とやりあうとなると、勝手が違ってやりにくいのかもな。


「私の知る限りでは、海を越えて大防壁の森林側から、ここに来られたのはあなた達が初めてです」


 そう言われても。

 土地勘も情報もないし。

 それがどういうことかよくわからん。


「申し訳ありません、なに分この土地に来たのが初めてなので」


「なるほど、ではこの大防壁のことも」


「知りませんでした。もしよろしければ、この土地のことを教えていただけませんか?」


「この土地のことですか?」


 っと不味いな。

 警戒されたか。


「すいません言い方が悪かったようです。表向きに外部の人間に公開されている情報だけで構いませんので、教えていただきたいのですが」


「ふむ」


 やっちまったか。

 完全なミスだな。

 ここでの情報収集は厳しそうだ。


「まあ、いいでしょう」


「よろしいのですか?」


「よろしいもなにも。あなた方がここを攻めるとしたら私達には防ぐ術がなさそうですし。そうならないためにも、僅かなりとも恩を売った方が良いでしょう?」


 今のところ、特に揉めるつもりも無いけどな。


「助かります。早速ですがこの壁はいったい?」


「壁の向こうにある森からの魔獣の侵入を防ぐためと、不用意にあの森に人が立ち入らないようにするためのものです」


「魔獣はわかりますが、立ち入りを防ぐためというのは?」


「私も見たことが無いのですが、あの森の奥には狂竜アスクリスの住み家があるそうです」


 うん、間違ってないな。


「遥か昔に一度、冒険者が立ち入ったそうです。その結果、怒り狂った狂竜アスクリスによってこの半島一帯が焼け野原になったそうです」


 うん、多分それも間違ってなさそうだ。


「それ以来、ここに壁を築き、無用な侵入者がでないようにしているのです」


 なるほどね。


「陸路を塞いだところで空路や海路があるのでは?」


「海路は海竜に襲われる可能性があります。空路にしても低空から侵入すれば海竜に襲われる可能性がありますし、高度を上げれば狂竜に襲われますからね」


 海竜、空も攻撃できるのか。

 結構広範囲に襲いかかれるのな。


「それでも海路や空路を抜けてくる相手では、どのみち私たちには止めようがありませんから」


 なるほどね。

 なので対応できる陸地に、こんなでかい壁を作ったのね。


「そして、その海路を使ってここに来る方々、が本当に現れてしまった」


「はあ」


「今度はこちらから質問させていただいても?」


「私でお答えできる範囲であれば」


「あなた達はいったい何なのですか?」


 いきなり突っ込んできたね。

 まあお偉いさんだし、しょうがないか。


「質問に質問を返すようで大変申し訳ありません」


「なんでしょうか」


「その質問は個人としてですか、それとも女王としてですか?」

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