表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ガンドラル〜異世界に飲み込まれた世界で最狂(のハーレム)と最凶(の村)を作った最強(無自覚)の男のお話〜  作者: ろろ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

44/286

44話 とある委員長の驚愕

 

 講師の控え室がざわついている。

 騒いでいるのは一部の講師と自治委員だけだが。

 原因は本日新しくこの学園に来た新入生の試験についてか。


「今回は私がいかせてもらうよ」


「わかりました、ではわたしとナチュサが案内役という事で」


「自治委員長と副委員長が直々にご案内か」


「ヤヌシュ先生がやり過ぎないようにですよ。テストということも忘れて、本気で潰しにいくんですから」


「ある程度の武力はこの学園では必要だろ? そのための洗礼ってやつだよ」


 はあ、この野蛮な風習はなくならないのだろうか?

 たとえあの機能のおかげで、怪我をしようが死にかけようがもとに戻るとはいえ、あまり気分がよいものではない。


「最初にきっちりどちらが上か認識させるのも大事なのさ」


 ナチュサも賛成か。

 自治委員や講師がこの様では、全員が同じ立場という理念も形無しだな。


「やり過ぎるようなら介入しますので」


「わかったよ、とりあえずはよろしくな自治委員長」


 はあ、たぶんわかっていないだろうな。

 他の連中も無駄にやる気になっているし。


「委員長、これが新入生の書類です」


「ありがとう」


 なるべく穏便にすんでほしいものだがな。




 門番に案内されて、新入生達が入ってきた。


「ようこそ学園都市デルバレバへ」


 女性五人に男性三人。

 男性三人か。

 これはヤヌシュ先生以外にも、出ばって来るやつが多そうだ。


「どうぞ私達の後ろについてきてください」


「よろしくお願いします」


 ナチュサがわたし達のさらに先を先導する。

 潜んでいる自治委員に合図でも送っているのだろう。

 そこまでして力を誇示してどうしたいのだろうな。


 そういえば書類に目を通せていなかったな。

 8人全員が女神様の祝福を受けているのか?


「皆様、女神様の祝福を受けておられるのですか?」


「それは三人だけですね。私達はカシュタンテ女王の紹介です」


 カシュタンテ女王!?


「そちらに紹介状を提出したはずですが」


 まずい。

 入学の書類は?

 確かにカシュタンテ女王の印が入った封筒がある。


「まだ中身を確認されていなかったようですね」


「申し訳ない、立て込んでいて」


「私達は気にしませんので、どうぞ中身をご確認下さい」


「重ね重ね申し訳ない」


 急いで中身を!

 まずい、まずい、まずい。

 女王の紹介だということも、一領主だということもまずいが、最後の一文が本当にまずい。


『デルバレバの責任者に警告する。そやつらに手を出すなよ、出すのであればデルバレバがなくなることを覚悟しろ』


 彼女の強さを求める姿勢は本物だ。

 その姿勢は彼女を、狂戦士とまで言わしめるほど。

 その彼女が、文書にしたためてまで警告してくるとは。


「新入生、よく来た。私の名はヤヌシュ。この学園で講師をやっているものだ」


 ヤヌシュ先生!

 最悪のタイミングだ。


「あんたらには試験を受けてもらう!」


 ナチュサ。

 それに自治委員も。

 まずい、何とか止めなければ。


「ヤヌシュ先生、ナチュサ、みんなも待つんだ」


「フィールド展開」


 遅かった。


「この訓練用フィ、べ」


 ヤヌシュ先生?

 いつの間に地面?


「な、いきなり攻撃するなんて、ぶ」


 フィールドを突き破った!?

 訓練用フィールドを突き破るなんて、あり得ない。


「き、貴様、ば」


 自治委員が一人一瞬で叩き伏せられた。

 次は一度に三人!?


 最後に残された一人は?

 武器を捨てて逃走か。


 勝てない相手からは逃げる。

 相手と状況によっては間違ってはないが、今この瞬間は最高の愚策だ。

 脳天に踵をもらって、地面に……。


 信じられない。

 彼女たちは性格や行動に難ありとはいえ、デルバレバではトップクラスの戦力。

 それをこの一瞬で殲滅させるとは。


 しかも男性が。


 こんなに強い男性がこの世にいるとは……。


「んで、これはどういうことなんだ。案内人さん」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ