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ガンドラル〜異世界に飲み込まれた世界で最狂(のハーレム)と最凶(の村)を作った最強(無自覚)の男のお話〜  作者: ろろ


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39話 公開プロポーズ

 なんと言うか、

 ずっしりと頑丈そうな扉だな。

 こういうのを重厚というのかね。


「この先が謁見の間になります」


 扉を押し開ける。

 ん?あの黒いのは魔動機兵とかいうやつか?

 その足元に玉座。

 あの銀色の髪が女王さまか。


「なにもべ」


 衛兵?

 近衛?

 よくわからんが、前に出ようとしたやつをルドが魔法で固定する。

 城の中で遭遇する兵士が全て女性なのは、偶然じゃないんだろうな。


 女性しか使えない方式術か。

 最低でも男女の能力差が、ゲームの中並みにあるのかね。


 しかし、ルドこれなんとかならんのか?

 固められてる女性の顔が、ひどいことになってるぞ。


「ルドこれはちょっとひどくないか?」


「なんのことでしょう?」


「固められてる兵士の顔が大変なことになってるぞ」


「そうですか?」


「そうだよ。異様な雰囲気のオブジェに囲まれてるみたいで、こええよ」


「ですが、ここまでくる間に会った方々は皆あんな感じですよ」


 まじかよ。

 走り抜けてたから気づかんかったわ。

 てことは謁見の間に続く通路のいたるところにこのオブジェがあるのかよ。

 引き返せって言われなくても、引き返したくなる通路だな。

 

 なんか城内から、悲鳴が聞こえているような……。


「ルドとりあえず、この部屋の連中だけでいいから、他の体勢で固定してくれ」


「わかりました」


 今度はうつ伏せか。

 まあさっきよりはましかな?


「それで謁見の間まで入ってきて、頭一つ下げない貴様らはなにものだ?」


 銀髪女王、良く通るいい声だな。


「そんなことより旦那さま、先ほどセフィに話していた件」


「ん?」


「婚約やら結婚の挨拶の話です。それは私たちにも同じ事をしてくれるのですか?」


「え、今その話する?」


「ぜひとも」


 やべえよ、このドラゴン。

 空気読むとか読まないとかの次元じゃねぇ。


「えっと、とりあえず用事を済ませてからでもいいか?」


「ではその用事ごと全て消し炭にしましょうか」


 こええよ。

 完全に周りとばっちりじゃねぇか。

 しかもクリスの目がマジだ。

 誰か止めろよ。


「ボクも聞きたい」


「ワタシも聞きたいデス」


「私も聞きたいかな」


 なにこれ?

 クリスのポンコツは感染するのか?

 周りの人たち完全に置いてかれてるじゃねぇか。


「婚約、結婚、ご挨拶、ふはふはふは」


 くそ、セフィは変な笑いしてるし


「さすがは我が主」


「さすがご主人さま」


 まあ、お前らは安定のポンコツだよな。


 はあ……

 しょうがねぇ。

 本当はきちんとプロポーズしたかったんだがな。


「ルド、俺たちの周りに誰も近づけるな」


「かしこまりました」


「クリス、セフィ、巴、ルル、キョウ聞いくれ」


 五人が頷く。


「クリスとセフィとはまだ出会って日が浅い。巴、ルル、キョウともゲームの世界では何度も顔を会わせているとはいえ、実際に会って話すようになってまだそんなに時間がたっていない」


 五人とも黙ってこちらを見ている。

 さあ、いくか。


「それでも俺はこのなにも知らない世界で、安らげる繋がりを得られたと思ってる。そしてこの繋がりを大切にしたいとも思ってる。だからこれからも一緒にいてほしい」


 あんまりカッコよくねぇが、こいつが俺の本心だ。


「アスクリス、セフィル、巴、ルーシェル、杏華、俺と共に生きてもらえないか?」


 5人が飛び付いてきた。


「旦那さま!もちろんです。これから末永くよろしくお願いいたします」


「サシチ様、私も何があってもあなたについていきます」


「ボクもずっと一緒にいるよ」


「ワタシもセブンとずっと一緒デス」


「佐七さん、これからよろしくお願いします」


 何とかなったかな?

 五人とも喜んではくれているみたいだし、なんとかできたかね。

 あまりいいタイミングではないけどな!


「このタイミングでプロポーズとかあり得なさすぎて、逆に尊敬しますよご主人様」


「さすがは我が主、全く縁もゆかりもない王公貴族の目の前で、複数の女性にプロポーズ。あまりの場違いさに、周囲がまったくついていけていません」


 うるせえよ。

 わかってるんだよ。

 周囲のやつらが『なにこれ、頭おかしいの?』

 みたいな感じで俺達を見てるのは。


 でもまあ5人が嬉しそうだし。

 まあ、いいだろ。


「よくわからないが、話はすんだのか?」


 申し訳ない女王さま。


「ああ」


「では改めて聞こうか、貴様らは何者だ?」


 んーむ、この女王さまずいぶん余裕だね。

 こんだけ俺らが色々やれてる状況が、どういうことか理解できてるのかね?

 それとも理解した上で、なんとかできると踏んでるのかね。


「私の名はアスクリス・ヒダリ」


「ボクはトモエ・ヒダリ」


「ワタシはルーシェル・ヒダリ」


「私はキョウカ・ヒダリ」


「私はセフィル・ヒダリ」


 おいいいい。

 なんで名乗ってるんだよ。


 しかもなんで言ってやったぜ!

 みたいなどや顔なの。


 さらにさあ言ってやれ!

 みたいな顔でこっちみてるの。

 はあ……。


「女王さま、私はサシチ・ヒダリ。先の五人の伴侶でございます」


「ふむ、それでそのヒダリがなにようだ」


 そんなもん一つしかねぇよ。

 売られた喧嘩を買いに来たんだよ。


「貴国との戦争に参りました」

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