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リザードマンは無気力系?

「それじゃあ町ができたら迎えに来ますから、待ってて下さいね」

エルフの七人から諦めの表情は消えた。

おつき?召使い?なコボルト達もニコニコだ。

「ああ、待ってるから無理はするんじゃ無いよ」

「あっと言う間に死んじまうんだから、無茶はせず程々に頑張りな」

「生きてまた会おうね」

「死ぬんじゃ無いよ」

………なんだろう、この遣る瀬無さ……。

まあ元気になったんだから良いか、と思うしか無いわね。

「じゃあ行ってきます!」

今日会ったばかりだし、僕の家でも無いんだけど、何となくこの言葉が口から出た。

「行ってらっしゃい」


*****


「凄いですね、コウイチ様は」

夜営の準備と夕食の支度をして待っていた六人は、シルジットとオニギリの話を聞いて感心してくれた。

「エルフは他種族と交流自体しないと聞いていました。

私達よりとても長生きでシーズンも無い、生まれてからずっと同じ顔ぶれで過ごしているので、退廃的だと言われていますので、今回の話し合いも失礼ですが上手く行かないのでは無いかと思っていました」

そんな情報後出しされても…。

「しかし人族って弱い上に早死になわけなんだな。

そんなら少しでも長生きするために魔族と離れて暮らしたいって意味がわかるってわけだ」

トンソクも納得顔で頷く。

『そりゃあ今まで悪い事してたな。

そんなにひ弱で貧弱ですぐ死んじまう相手に力試しなんてしちまってよ』

……ワーウルフさん…だからそう死ぬ死ぬ言わないでよ…、まあワーウルフの言葉は他の四人には通じてない分マシだけど、いくらポジティブな僕でも皆からそう言われ続けると落ち込むよ。

「まあ、とにかくご飯食べて明日に備えよう」

僕は二人分の夕食を持って馬車の影に潜んでいるホッティの所へ向かった。


「…………」

「………………」

「…………………………………………」

「…何?」

夕食を食べながらのホッティの無言の視線に耐えきらない。

「………長生きしてね……」

………………ご飯が終わったらアンズに癒されよう……。


*****


気を取り直して翌日、森を迂回してリザードマンの居ると言う乾燥地帯へ向かう。

昨日の晩から僕の腕の中にはアンズちゃん、この手触りだけでも癒されるわ。


乾燥地帯には昼過ぎに着いたけど、見渡す限りの砂漠…ってわけでも無いけど、ポツンポツンとオアシスらしき物が有る。

『んー、リザードマンの匂いはあっちかな』

ワーウルフの鼻を頼りに砂漠を進む。

水分補給はシルジットとサクラの水魔法。

因みにオニギリは土魔法と火魔法、トンソクは風魔法と水魔法、ワーウルフは風魔法、サクラも風魔法と水魔法、ホッティは鑑定と水魔法、育成魔法の三つの魔法を使えるとの事。

使えるけど、魔法自体滅多に使わないそうだ。

魔法より身体を動かす方が性に合ってるからなんだって。

ホッティはガンガン使ってるそうだけどね。

とりあえずサクラが水魔法使えて良かった。

だって結構人数増えて来たから、この人数分の水分補給をシルジット一人に任せていたら、魔力使いすぎてエルフ状態になる所だったからね。


そしていくつかのオアシス通り越して一際大きなオアシスにリザードマン達は居た。


リザードマン達はイメージ通りのトカゲ要素の人型、でも顔は完全にトカゲって見た目。

オアシスの周辺に沢山空いた穴に住んでいるようだ。

リザードマン達は力が抜けた?だらけた感じで地面に寝転がって居る。

ざっと見て六十人くらい居そうだけど、皆ぐてーってゴロゴロしている。

「……見た目はイメージ通りなんですけど、この世界のリザードマンってこんなに無気力系なんですか?」

誰にとはなく尋ねてみる。

「いや、リザードマンは俺達オーガと同じくらい活発で戦い好きな筈だぞ」

いや、でも普通の声の大きさで話ながら近づいてるのに顔も上げないってどうなんだろう。

「シーズンバトルの後の抜け殻状態とかですかねえ」

「いえ、そんな話は聞いた事無いですね。

シーズンバトルで力を出し切ったとしてもここまで無気力になるなんて…」

『ねえねえアルジ、ここは一つオレが気合い入れてやろうか?』

「いやアンズ、理由がわかるまでちょっと待って」

アンズがぴょんと跳ねたら届くくらいまで近寄っても無反応。

何か病気なのかな?

「…………ああ…スライムか……」

アンズに一番近いリザードマンが顔は上げなくても視界には入ったのか、やっと反応する。

でもそれだけだ。

一言だけ喋ったらまた何も無い中空に視線を彷徨わせる。

なんだろう…なんだか今までで一番不気味で怖い。

「アニキ、コイツってもしかして……」

「ああ、もしかするかもな……」

「まだ決まった訳ではありませんし、一先ずもう暫く様子を見ましょう」

魔族三人がボソボソと話し合い、近くに夜営の準備をした。


日が暮れてきてもリザードマンはゴロゴロと寝転がったままだ。

そして完全に日が沈み夜がやって来た……


リザードマン、さらっと流して、次行こう

次回に出るよ、趣味種族……字足らず


明日アップのお話は、見た目セフ…………ゲフン

すみませんちみっとばかりシリアス含むかも?です。


そして書いてて思った、へー、そんな繋がり有るんだ。


明日もよろしくお願いします

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