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エルフの魔法

何故でしょう、男性エルフは若くてイケメンなのに、肝心の女性エルフがおばあちゃんって、あり得なくない?

うちのばあちゃんより年上のヨボヨボなおばあちゃんだよ。

しかも四人ともおばあちゃんって、エルフエルフ詐欺だよ。

エルフじゃなくて夢の国のアニメに出てくる魔女だよ。

僕がショックで黙ったままなので、気を利かせたシルジットが説明をしてくれてる。

アンズはコボルトの周りをにじぅてる。

アンズに近寄られたコボルトは小さく悲鳴を上げて震えてる。

アンズちゃん、弱い者いじめはダメだよ。

アンズを見たらホッコリ気持ちが和らいだ。


「成る程ね、確かに人族は軟弱過ぎるから、ゴブリンが戯れただけでも大怪我するからねえ」

「住処を遠くに作るのはいい事じゃないか」

「しかしそれを他の世界の子供にさせるのはどうなのかねえ」

「まあオーガやスライムを連れにできるなら実力不足では無いだろうけどね」

四人の魔女…もとい、エルフが口々に感想を言い合う。

「それで私達にも協力しろって言うけど、何をやらせようって言うんだい?」

一番年上っぽいおばあちゃんが尋ねてくる。

「皆さんは魔法が得意と聞きました。

その魔法で町づくりなどを手伝って貰えたらと…。

後アイテムボックスとかワープとか使えるなら、運搬など手を貸していただけるととても有り難いのですが」

ワープはともかく、アイテムボックス、異世界モノなら大概の主人公が持ってるスキルだよね。

容量が無限だったり、中の時間が止まってて作りたての料理しまえたり…何で僕には無いんだろう……。

「アイテムボックス?何だねそれは魔法なのかい?」

「ワープとかも聞いた事無いねえ」

「え?空間魔法って無いんですか?」

魔法を極めているんだよね?もしかして空間魔法って無いの?

「えっと、アイテムボックスとは、異次元の空間に繋がっていて、大量の物がしまえる…ので合ってるのか?

ワープは時空を捻じ曲げて場所を一瞬で移動する?」

ヤバイ、マンガやアニメの世界でよく出てくるから感覚的にわかるけど、いざ説明しようとしたら難しい。

「へえ、そんな便利な魔法の有る世界から来たのかい」

「…………いえ、僕が居たのは魔法自体無い世界でした。

ただマンガ……絵物語の中では色々な魔法が有って不可能が無いと言うのが一般読者の認知するところでした」

「何だいそりゃ、言ってる事がよくわからないけど、要するに妄想かい?」

ああ……身もふたもない………。

「魔法なんてそんな便利なもんじゃ無いよ」

「そうそう、有るものをどうにかするだけだからね」

「見せた方が早いかい?」

「じゃあ外に行こうか」

四人に連れられて外に出る。

「じゃあ私は穴を掘ろうかね」

「なら私は水を貯めるよ」

「そこの木を大きくしようかね」

「よし、あんたの髪を伸ばしてやろう」

言いながら指をさすと地面に穴が開いてそこに水が湧き出す。

指をさされた木は大きくなり沢山の実を付けた。

そして僕の髪が伸びた……。

「魔法はね、有る物に作用するんだよ。

今みたいに土に圧力をかけると固くなり甕の様になるから水を溜めれる。

水は空気中に有る水分を集める。

木は育つ力に作用して発育を促す。

あんたの髪も成長を促したのさ」

有る物に作用して効果を表す、成る程理解はできる。

しかし疑問が一つ、

「詠唱とか無くても発動するんですか?」

「詠唱って何だい?」

逆に聞かれてしまった。

「えっと、例えば『風よかのものを吹き飛ばせ、ウインド!』とか…」

魔法と言えば詠唱と魔法名じゃ無いの?と疑問を投げかけたら四人は目を見合わせて吹き出した。

「何だいそりゃ、恥ずかしいねえ」

「お前さんは明かりをつける時にでも一々前置きするのかい?」

えー?明かりをつける時…?『光よ、集う闇を打ち払え、ライト!』とか?

…………ないわ……。

なんだろう、魔法ってファンタジー世界の物で現実には無いから色々ドリームが広がって、詠唱とか魔法名を叫ぶとか思いがちだけど、普通に生活に使っているなら一々行動を口に出すなんて事はしないよね。

「精神集中とかで詠唱するとか魔法名叫ぶとか…」

「無い無い。

集中するのにペラペラ喋ってどうするの」

いや、そうだろうけどさ、異世界でしょ?ファンタジーでしょ?

ガッカリなんだけど。

と言うか漫画家さんや小説家さんからクレー来るよ。

この世界なら仕方ないのか…………。


はいすみません、想像通りの残念エルフです…、


そんな残念エルフでガッカリな所ですが、15日まで毎日更新していますので、サクサク進んでやってください。


明日もお待ちしております。

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