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紳士女子が仲間入り

スケエリアは紳士女子と衣服について話が盛り上がっている。

良い印象を与えてくれてあえるみたい。

蜘蛛夫婦の時と言いスケエリアが居てくれて助かった。

オニギリ兄弟とアンズは食料調達に、シルジットもいつもの様に果物や野草採取、カクムンドとアスリムは二人でイチャイチャと竃でパンを焼いている。

正直アスリムなんの役にも立ってないよね…。


えっと、気を取り直して僕は素振りでもしようかな、と思っていたら話が終わったスケエリア達が近づいて来た。

「コウイチ様、こちらの方は大層器用で、今着ている服もご自分で作ったそうです。

しかも基本も何も知らずに見ただけでここまで作れるとはとても才能があるかと。

お針子さんの元で少し修行をすればドレスや燕尾服などでも作れるようになると思われます」

成る程、今着ている服、開襟シャツとパンツだけど、かなりしっかり作られている。

「こちらとしては服を作れる方が居ると助かるのですが、本人の意思は?」

助かるからといって無理強いはしたくない。

「元から物を作る事が好きなのですが、中でも身につける物を作るのが好きなのです。

今彼女からこう言う服以外にも色んな形の服があると聞いて是非自分で作ってみたいと思います」

「でも彼女には華美なドレスなどより男性向けの服の方が似合うと思われるのですが…」

確かに、顔を見てもスタイルからもスーツや燕尾服の方が絶対似合うと思う。

「私も話を聞いていて締め付けてフワフワズルズルしている服より、動きやすい方が良いのですけど、それでもよろしいですか?」

「いや、着る服なんで好みでいいと思いますよ。

好きな服、似合う服が一番です。

まあ僕は服自体詳しくないし、自分では動きやすいのが一番ですから、好きにされて構いませんよ」

貴族とかだと女性はドレス!とか決まってそうだけど、自由が一番。

「ありがとうございます。

では旅が終わって彼女達が街に帰る時一緒に行って修行先を紹介してもらって良いですか?」

僕にはツテもコネも無いからその辺はスケエリアとシルジットに任せよう。

これで移動手段とデザイナー?ゲットだ。


「そう言えば名前は有るのですか?」

このままでは紳士女子と呼んでしまいそうだから聞いておこう。

「名前は大体知り合った人族に付けてもらうのが一般的ですから、生きた人族と会ったことないので名前はありません」

「それなら僕達の誰がが付けても構いませんか?」

「それなら彼女に付けていただきたいです」

紳士女子がスケエリアを指差す。

有難い、名付けは結構責任重大だし、このままでは食べ物シリーズになってしまいそうだから、ここらでキチンとした名付けしてもらおう。

「私なんかでよろしいのですか?」

「とても沢山のことを教えていただけましたし、何よりお喋りが楽しかったですから」

ニッコリ笑ってもやっぱり紳士スマイルに見える。

「……ではサクラはいかがでしょう。

サクはこれから色んな衣装を作るあなたの人生を、ラはとても楽しいお話ができましたので、話すお言う意味です」

「サクラ……とても気に入りました。

これから私はサクラと名乗らせていただきます」

サクラ…桜か、綺麗な名前だ、流石女性………いや、でも待てよ、確か馬肉を桜肉とか言うんじゃなかったっけ?

やっぱり食べ物シリーズか。

この世界の魔族は皆食べ物か、


仕方ない、そう言うもんだと諦めてこれから名付ける事が有っても食べ物の名前を付けよう…。


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